今から4ヶ月ほど前に、私がブログを移管することを決断した理由の一つは、自由度の高いWordPressでブログを制作できること以外に、グーグルアドセンスを設置して小遣い稼ぎができないかと目論んだためでもあった。
ただ、その時点で記事数が1,100を超えていて、2月の時点では、すべての記事のテキストと画像を整備し終わるのは1年くらいかかる見込みだった。
それでは機会損失が大きすぎると思った私は、旧ブログでもアクセスの多かった海外金融機関に関する記事と、2018年1月以降の記事を整備し終わった段階(3月22日)で、グーグルアドセンスの申し込みをして審査を受けることにした。
結果は、見事に合格、翌日の昼間には審査結果が来て、小遣い稼ぎの第一歩を踏み出すことに成功したわけだ。
グーグルアドセンスの審査通過に必要な要件は
グーグルアドセンスを申し込むのに、まずは、以下のことを確認してみよう。
簡単に言えば、コンテンツポリシーに則って、自己満足系の記事でなく、訪問者にとって魅力ある記事を書くことが重要なのだ。
もっとも、私のコンテンツのすべてがそうかと言われれば、特に10年以上前のものは顔から火が出るような記事が多いのも確かだ。
このときのままだと、場末ブログのまま閉鎖していたに違いない。(笑)
ただ、2010年代に入ってからは、海外金融機関ネタが充実してきたことに加え、早期リタイアネタが絡むようになってからは、ブログへのアクセスも飛躍的に増え、自分でもある程度は目算が立っていたので、今回の申請に踏み切ったのだ。
独自ドメインを取っていること
第一に、グーグルアドセンスを申請する前提条件として、触れられているのが、原則として、独自ドメインを取ったウェブサイトであることだ。
これは、グーグルアドセンスの申し込みをするときの条件の一つに、AdSense で使用するサイトの所有権を自分で持っていることが規定されているからだ。
具体的には、AdSense コードを自分の管理しているウェブサイトに貼れる権限があることなのだが、大半のレンタル無料ブログで審査が通らないのはこのためだ。
また、有効な URL と無効な URL の例にあるように、サブドメインの場合も申し込み自体ができないことになっているようだ。
コンテンツポリシーに準拠しているか
第二は、AdSense の資格要件で規定されているように、一から作った独自のコンテンツを所有していることと、コンテンツが AdSense プログラム ポリシーに準拠していることだ。
私が時折仕事を請け負うクラウドワークスのブログ記事作成でも、必ず言われるのが「コピペ厳禁」、つまり、独自コンテンツでないことがグーグルの巡回プログラムで発覚すれば、アドセンスの規約違反に問われかねないからだ。
それと、コンテンツポリシーで気をつけないといけないのが、他者の著作権を侵害しているもの、アダルト系の写真や動画、そして、ヘイトスピーチとみなされるような発言を掲載しないことだろう。
他のウェブサイトにない魅力があるか
第三が、他にはない魅力があるかということだが、要するに、広告主(訪問者)から見て、魅力ある記事を掲載しているかどうかということだ。
つまり、広告を流してもらえるだけの価値があるサイトでなければダメということなので、インターネット上では、ある分野に特化したブログを制作することが推奨されていることが多い。
そういった意味では、「平成時代最後の年末にウェブサイトのタイトルを変えてみた」で書いたように、このブログも、さらなるアクセス向上のためには、旅・グルメ系と、時事・投資系のネタに分けた方がいいように思っている。
さて、私の場合は、「投資、時事問題、国内外の旅行、グルメなどの情報をお届け!」などと書いていたので、その基準からは外れているわけだが、一つの目安としたのが、Trend Micro Site Safety Centerに自分のウェブサイトを入れてみたことだ。
ここでは、「トレンドマイクロによるWebサイトの安全性の評価」と、「トレンドマイクロによるWebサイトのカテゴリ」が表示されるのだが、ここで表示されたカテゴリが、自分の制作したブログの方向性と一致していれば、グーグルの巡回でも大丈夫という判断をした。
ちなみに、https://carlos-hassan.com/を入れると、カテゴリは金融サービス、私はいろいろな記事を書いているが、基本は海外の金融機関ネタなのでOKと思ったわけだ。
グーグルアドセンスと他の広告との併用は可能か
AdSense と他の広告ネットワークを併用するにある通り、原則として、併用はできるようだ。
実際に、私も自分の著書をアマゾンで売っているので、それと併用ができないと言われると若干の戸惑いがあるのだが、基本的には問題ないわけだ。
但し、自分のブログコンテンツと関係ない広告を貼っていたり、記事の数に比べて広告が多すぎるとみなされるページは、それらの修正が行われるまで、アドセンス広告の配信が制限されたり無効にされる場合があるようだ。
AdSense アカウントの作成と有効化
アカウント有効化のヒントとして、「AdSense のスペシャリストが審査を行うためには、サイトが公開されており、十分な量のコンテンツを有している必要があります。作成中のサイトや表示できないサイト、操作しにくいサイトの場合は、アカウントを有効にすることはできません。」とある中の、十分な量のコンテンツというのは、実際には明確な基準が公表されているわけではないが、訪問者が読む価値があるというのが判断基準になるのだろう。
とりあえず、ここでの設定例は、WordPressを使ったウェブサイトを制作している場合のことを説明していきたい。
- AdSense アカウントを開設する。
これについては、G-Mailアドレスが必要なこと以外に特筆することはない。 - 自分のウェブサイトを AdSense に紐づける。
先ほど作成したAdSense アカウントにログインして、WordPress サイトに貼る広告コードを取得する。(初級者の場合は自動広告がお勧め) - Insert Headers and Footersのプラグインを取得する。
- Settings(設定)を開き、Scripts in Header、又はScripts in Footerにコードを貼り付けて、Saveボタンをクリックする。
ちなみに、私は、Footerにコードを貼り付けた。
審査結果と広告配信の開始
グーグルアドセンスの申し込みから審査結果が出るまで(AdSense アカウントの完全有効化の所要時間は)、通常は1日未満というアナウンスがされているが、場合によってはもっと時間がかかることがあるようだ。
私の場合は、幸いにして、半日で結果が出たが、インターネット上では悲喜こもごものことが書かれている。
審査結果は、合格した場合、登録したメールアドレス宛に「お客様のサイトでAdSense広告を配信する準備が整いました」という表題のメールが送られてくるので、後は、広告が自動的に配信されるのを確認すればいい。
ads.txt で認定販売者を宣言する
グーグルアドセンスのアカウントが完全に有効化されて、広告の配信が始まった後で、AdSense 向けの ads.txt を作成するという作業が推奨されている。
現時点では推奨だが、近いうちに義務化される可能性があるので、忘れないうちに設定した方がいいだろう。
- メモ帳でads.txt ファイルを作成する。
- ファイル内に「google.com, pub-***(メールで通知された自分のサイト運営者ID), DIRECT, f08c47fec0942fa0」の一文を加える。
- FTPソフトなどを使って、ドメインのトップディレクトリの直下に置く。
- ブラウザで、https://www.example.com/ads.txt と打ち込んで、先ほどの一文が表示されたら完了。
なお、私のように、ads.txt のエラーがついた場合、この設定が終わっても、3-4営業日はアラートが出るとのことである。(AdSense コミュニティ・マネージャー ads.txt につきまして)
報酬の受け取り
アフィリエイト収入がお支払い基準額に書かれている住所確認の基準額の1,000円(累計)に達すると、個人識別番号(PIN)が自宅に郵送されてくるので、それを所定のところに入力することになっている。
ちなみに、支払いは累積8,000円以上にならないと行われないので、それまで楽しみに待つことにしよう。
それこそ、この金額を1週間でクリアできるようになれば、アフィリエイターと言えるようになるだろう。
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