電話に出ろよ!民事紛争相談センター(架空請求はがきが来た)

この記事は約2分で読めます。

詐欺のイメージ

巷で噂の「民事訴訟最終通告書」なるものが、とうとう私の親族のところにも届いた。
どこで情報が流れているのか知らないが、ちゃんと住所も名前も合っている。

民事訴訟最終通告書と称する架空請求の通知

世間様じゃ「民事訴訟最終通告書」のようなハガキは詐欺だから無視しろというのが通り相場なのだが、ひねくれ者の私は、この「民事紛争相談センター」にいろいろ聞こうと思って電話してみた。

公的機関のような名称を名乗っているのだから、公衆電話からかけてもきちんと対応するはずだと思って電話したところ、何回かけても呼び出し音が鳴るだけで、最後にはブチっと切れてしまう。

まあ、相手が出るまで頑張れるほど私も暇ではないので、10回ほどでやめてしまったが、聞きたかったことは以下のとおりだ。

  • 東京都千代田区霞ヶ関1丁目1番地3号って、公的機関ならきちんと書けや!
    厳密に言うと住居表示が違うな。もちろん、霞ヶ関1-1-1ではないことを言いたいのでなく、もっと細かいところだ。
  • 司法機関が、平日の夜間や土曜日にやってことを初めて知ったけど、最近の役所は親切なんだな。
  • 契約中若しくは債権譲渡のあった企業又は団体って、具体的にどこだよ!
  • 総合消費料金って、具体的に何だよ!
  • 民事裁判が開始されることを通知されて、間髪いれずに、いきなり差し押さえかよ!
  • 個人情報だとか守秘義務とか書くなら、まずは、お前がプライバシーに配慮しろよ!(用件丸出しのハガキで送るな!)

こういう突っ込みをしないなら、おどおどしたような感じで、振込先の口座番号や名義人を聞き出して、通報してやるのも悪くない。
職場の上司からは社会正義のためだから、職場の電話からかけて良いみたいなことを言われたが(笑)

それにしても、ハガキを送りつけてきて、締め切りが翌日というのが、高齢者などの焦りを誘うのだろう。

ちなみに、本物の神奈川県庁のウェブサイトには、「架空請求に関するハガキ等を送りつけてくる事業者名等一覧」というのがあり、これを見ていると、相当に手を変え品を変え、詐欺グループが暗躍しているようだ。

民事訴訟法に限らず、たいていの公的機関の通知の記載は、通知を受けたときから14日、又は二週間以内に○○というものが多い。
これを知らなくとも、気を焦らせるものにロクなものはないということを覚えておけばいいと思う。

ところで、こういう詐欺師の更に上をいく本当の悪というのをご存知だろうか。
そういう人たちをブラック詐欺師と言って、詐欺師の上前を撥ねるもっと悪い奴がいた(今でもいるかな?)のだが、詳しくは、2008年8月24日付のコラム「あなたの隣の詐欺師たち」をご覧いただくといいだろう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました