昨年のふるさと納税、年内にぎりぎり間に合った佐賀県藤津郡太良町の田嶋農園産の海藻ミネラルみかんに続いて、年越しで送られてきたのは山形県西置賜郡白鷹町の「A01 米沢牛(すき焼き用)2~3人前」だ。(証明書)
「白鷹町は米沢牛の生産地」とあったので、2015年8月の山形遠征(2015年9月6日-山形日和、温泉にお酒、そして米沢牛)で食した美味な米沢牛を再び味わうことができると思い、ふるさと納税を決行することにした。
いただいた肉はすき焼き用なので、先日行ったばかりの河口湖グルメバスツアーの道中で仕入れた寒卵(大寒の日に生まれた卵)と合わせて食べればさぞかし美味しいことだろう。
ところで、白鷹町がどこにあるのかわからない人は多いと思うので、調べて見ると、米沢市からはかなり離れているようで、山形新幹線との接続駅である赤湯から伸びる山形鉄道フラワー長井線の蚕桑(こぐわ)から終着の荒砥(あらと)までがこの町の区域に属しているようだ。
米沢からは米坂線に乗って今泉で乗り換えといった案配で、乗り鉄以外の人は車でアクセスした方がはるかに便利だろう。
私にとって、山形県はいろいろな面で魅力があるところだし、再訪する機会もありそうなので、乗り鉄をするついでに寄ってもいいかと思う。
ちなみに、今回のお礼品には、今年の3月末まで有効の山形鉄道フラワー長井線1日乗り放題のフリーきっぷとの引換券(白鷹町ふるさと応援制度フリーきっぷ)が同封されていた。
大人2名と小学生以下の子ども2名まで使えるらしいが、こんなことならもっと早く取り寄せれば良かったかな。
ただ、白鷹町のウェブサイトを見る限り、見どころは桜、グルメは蕎麦と鮎というのがキーワードのようだが、これだけだと、さすがに観光客のリピーター狙いは厳しいと思う。
昨年の12月22日のコラムで私は「ふるさと納税制度は曲がり角に来ているのか」ということで、都市部の自治体の窮状にスポットライトを当てたが、白鷹町のような地方の町村にとって、ふるさと納税が自主財源を増やせる千載一遇の機会である限り、この制度は紆余曲折を経ながら続くだろう。
つまり、地方の市町村の多くが過分なお礼をしても、自主財源が増えることは大きなメリットとなるからで、例えば、依存財源から経費を支出し、寄附金(自主財源)を得るということは、それが例え、決算上で同額だったとしても、彼らにとっては意味があることなのだ。
そして、現在の政権政党である自民党は、都市部の市町村よりも地方の市町村を優遇したがっているのは、昭和時代からの伝統であり、公知の事実なのだ。
コメント