ウォルトン社(Walton)のランドバンキングセミナー@償還実績報告

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フーバーダム(Hoover Dam)

昨日、Proactive Asset Managementの福永さんが主催する海外投資セミナーに行ってきた。

セミナーは50分ずつの3部構成になっていて、第1部がリンカーン・インベストメント(Lincoln Investment)代表の井上氏による「1勝9敗でも負けないFXトレードについて」、第2部がTT&V Consultancy代表の石川氏による「フィリピン株投資」、これは当初のメニューでは「フィリピン不動産投資」ということで、香港在住のアメリカ人ファンドマネージャーが講師を務めるはずだったのだが、急病で来日できなくなり、石川氏がピンチヒッターに登場したようだ。

そして、最後がウォルトン(Walton)香港支社の日本担当、山中氏による「ランドバンキング投資」の講演だった。

私が興味があったのは、2012年6月の香港・マカオ旅行のときに買い付けたランドバンキング(2012年8月2日-ウォルトン社のランドバンキングに投資してみた)のことで、先月末に初めて送られてきた日本語版のInvestor Statement(保有プロジェクト情報)ではよくわからなかった部分が多少なりとも理解できて良かったと思う。

まず、ランドバンキング(Land Banking)は未開発地プロジェクトなので、利回りがどのくらいあるか、という以前に、きちんと投資が回収できるのか、という不安が常に付きまとう。

特に日本では原野商法と呼ばれる悪徳ビジネスが跋扈したことにより、あまり良いイメージがないのかもしれないが、私自身はウォルトンのランドバンキングに関しては信用してもいいという感触を持っている。

もっともそうでなければ投資はしないからだ。

さて、ウォルトン香港支社の山中氏の説明によれば、1990年代に投資されたものはすべて償還済、2000年から2004年までに投資されたものは6割方償還されたという。

2005年以降に投資されたプロジェクトは、リーマンショックによる影響が大きく、償還が予定よりも伸びている案件が多くなっていると言う。
そう考えると、私が投資した案件は、10年に一度は世界的な経済危機があることを考慮すれば、2020年頃に償還されれば御の字だろうか。

また、独立監査人であるプライスウォーターハウスクーパース((Price Waterhouse Coopers)の監査報告書によれば、今までに償還された案件は56件、山中氏曰く、会社が手掛けているプロジェクトは400件あるとのことなので、償還済案件は全体の14%というわけだ。

そして、その56件に関して元本割れしたものはなく、償還済案件の年間単利回りの平均が20%前後と良好なのは、山中氏曰く、不動産市況の悪い中での償還を避けている結果であるとも言う。

最後になるが、このランドバンキングの投資家は全体で86,000人、日本人投資家も2,700人ほどで、香港には日本担当者が山中氏を含めて5名いるとのことなので、何か質問がある場合も心強いと思う。

おそらく、私の場合、この投資案件が償還される頃にはリタイアしていると思うので、糠喜びのリスクもあるが、ボーナスプレゼントで世界旅行へ、といきたいところである。

ところで、会場で質問している人がいたが、こうしたランドバンキングは国外財産調書を出す場合には、投資額(1口:US1万ドル)を書くのだろうか。

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