今年の年末年始にアメリカとメキシコへ再訪することが決まり、ついでにグアテマラなども巡ろうとしていた矢先にメキシカーナ航空(Mexicana Airlines)の定期便の運航が停止されたとのニュースが入った。
この航空会社はメキシコにおいてアエロメヒコ(Aero Mexico)(アエロメヒコ(Aero Mexico))と二分するほどのメジャーキャリアだが、まさか経営難によって運航停止になるとは思わなかった。
幸いにしてメキシコの国内線はアエロメヒコで押さえてあるので、今のところは問題ないが、どうも私にとってメキシコは行く前から面倒なことに巻き込まれがちなところだ。
実のところ、これに先立ってデルタ航空から連絡があり、7月30日付のアメリカ連邦航空局(FAA=Federal Aviation Administration)の決定により、安全性の問題からアメリカの航空会社がメキシコの航空会社との間でコードシェアをすることが禁止された(FAA Downgrades Mexico Safety Rankings, Aeromexico Responds)とのことで、私はメキシコシティからニューヨークへのフライトの変更を余儀なくされていた。
このときからメキシコで何かあるのか、とは思ったが、日本ではあまり関係ないのか、ほとんど話題になっていなかった。
ただ、メキシコの航空会社の安全性に問題があると言われても、私の場合、スケジュール上、アエロメヒコの国内線のフライトを使わなければならない区間があるので、それを避けるためには、計画を大幅に見直すしかなかった。
しかしながら、今の時点で最悪のことを想定しても仕方ないので、予定通りのフライトスケジュールで予約を入れることにした。
それでも渡航前にいろいろ変更があったりすると困るので、あえて英語(スペイン語)サイトのオンライン予約を使わずに、日本語のコールセンターを通して予約をした。
ちなみに、フライトスケジュールは日本語サイトではほとんど確認できないので、英語サイトでそれを調べてから翌日電話するというのは私にとっては二度手間でしかない。
結局、英語サイトで表示されるチケット代金が、日本語のコールセンターを通してのものでも変わらなかったというのが、あえて手間隙かけた要因の一つであったことは間違いないが、この方がトラブル時の対応に困らないからだ。
メキシカーナ航空の運航停止で揺れるメキシコの航空業界、今の段階ではその余波がアエロメヒコに及ばないことを祈るだけである。
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メキシコの航空会社3社が全運航便を停止、経営危機で (2010.8.29 CNN Japan)
メキシコ市(CNN) メキシコの企業グループ「グルーポ・メキシカーナ」は28日、傘下の航空会社3社の運航を全面停止すると発表した。同グループでは1週間前、経営陣が変更しているが、資金繰りが困難になったための運航停止となった。
停止期間は不明だが、運航再開の時期などについては新たに発表するとしている。メキシカーナ、クリックとリンクの航空会社3社の全フライトは28日正午ごろから止まった。同グループは声明で、運航停止は長期的な経営再建を図る方途を模索するための措置として乗客らの理解を求め、早期の運航再開が可能になることを期待すると述べた。グループの従業員総数は約8000人。
同グループは、経営危機に襲われる中で破産申し立てを行い、この後、新経営陣が就任していた。旧経営陣は1カ月前から航空券の販売を停止する措置を取ったが、乗客への便宜などで運航は続けていた。
販売済みの航空券を持っている利用者に対してはグループのサイトを参照するように求めている。英文記事:Grupo Mexicana halts airline operations due to financial problems
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