どうやら先月8日の「今日の一言」で取り上げた中国占星術師トニー・タン氏(Chinese astrologer Tony Tan)の予言が当たるかもしれない。
彼曰く「いろんな要素がぶつかり合う『危険な』今年4月に相場が底を付ける」とのことだったが、先週から今週にかけての世界市場の復調は長い冬を過ごした投資家にとって待ちに待った春の訪れと言えよう。
そこで、私も今週からHSBC香港のポジションをディフェンシブなものから再始動モードにギアチェンジをすることにした。
手始めに2月に買った中国人寿保険のプットワラントが思ったほど伸びず、最近では取得原価を割り込み始めたので、これを損切りし、H株指数のコールワラントを購入。
これは1月21日に掲載した「香港市場のカナリア」の理論を実践したものだ。
次いで、2003年12月に口座を開いたときにファンドマネージャーに勧められるままに買った元本保証のHSBC Asian Delights Capital Guaranteed Fund、来年1月に満期を迎えるこのファンドは、債券高(株安)によって5年目で初めて取得原価を上回った今こそ最初で最後の売り時と見てこれをスイッチング、相手方はHSBC Climate Change Fund、奇しくも昨年11月の世界的に株価がピークアウトするときにスタートしたファンドである。
BRICsやコモディティー(商品=commodity)、エネルギーのような堅実さはないが、Fact Sheetの資産配分(asset allocation)を見るとなかなか面白そうな感じだ。
今後このファンドがどうなるかわからないが、気候変動や環境は今後の一大テーマとなる分野であるだけに興味深く見守っていこうと思う。
そして、日系証券口座では新たに上場された中国A株ETF(パンダ)(1322)を試し買い。
さすがにCSI 300 Indexもピークの半値ともなれば昨年ほどの勢いはなくとも多少は騰勢が長続きするだろう。
意外に健闘していると感じるのはブラジル、正月早々に何気に書いた「今年の幸運の神はラテンアメリカかな?」というのは当たらずしも遠からず。
私のお気に入りであるBanco Bradesco (BBD)、去る16日には5回目の株式分割もされてますます好調である。
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