SPDR Portfolio TIPS ETFに投資妙味はあるか

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2018年5月31日 羽田空港

2022年2月12日付のロイターは「物価連動債、インフレで人気急上昇 専門人材獲得競争も」(英文:Surging inflation spurs demand for once rare linker bonds)という記事を配信している。

1月31日付の「2022年もみあげ流米国株投資セミナー」でも書いたように、今年の米国市場の懸念材料の一つはインフレなのだが、今更ながらの株式投資は二の足を踏みたくなる動きである。
そこで、インフレをヘッジしながら安定した値動きを期待する向きには物価連動債(inflation-linked bonds)がお勧めだ。

Masaka, Bishkek

キルギスのビシュケクにある和食レストラン「マサカ」

ところが、外国の金融機関で、債券そのものを購入するのは意外に資金が必要だし、手続きが面倒だったりする。
日本の証券会社で小口投資ができるといいのだが、今までの経験からすると、機関投資家向けの案件が多い気がする。

そこで、私は物価連動債ETF(Inflation-Protected Bonds ETFs)に目を付けることにした。

このリストにあるETFは、私の持っているFirstrade証券HSBC香港の米国株口座では問題なく買うことができるが、今の時点で、日本ではインターラクティブ・ブローカーズ証券など一部の証券会社以外では、この銘柄を買えないところも多いようだ。

Masaka, Bishkek

キルギスのビシュケクにある和食レストラン「マサカ」

さて、私は、せっかく債券型のETFを買うならと、配当金にも着目してみることにした。
すると、SPDR Portfolio TIPS ETF (SPIP)というETFが、1株30.13ドル(約3,500円)、年利回り(Yield)が3.9%と、一見すると、かなり魅力的なことがわかった。

そして、時系列(Historical Data)を見ると、いつぞや流行った毎月配当型ではないか。
これは私に対する陥穽なのか、それともホントに魅力的な投資案件なのか。
米国のインフレが早期に収束する可能性がなくなれば、しばらくはこうした案件を探してみるのも悪くないだろう。

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