去る15日の朝、夜行寝台列車(ブルートレイン)、特急「なは」(京都-熊本)、「あかつき」(京都-長崎)と、急行「銀河」(東京-大阪)の最終運転の列車がそれぞれの思い出を乗せて終着駅へと向かっていた。
かつては一世を風靡した名門列車であったが、最近では夜行バスや、新幹線や飛行機とのビジネスパックにお客が流れて、夜行寝台を使う人が減ってきたのだろう。
私にしてみれば、約1年前のhideya氏帰国オフに乗った急行「銀河」が乗り収めとなったわけだ。(さようならブルートレイン IN 新大阪)
今回、奇しくもそのhideya氏から15日の夜に久々に飲もうと誘われたので、ついでながら前泊して、「鉄ちゃん」してみることにした。
「鉄ちゃん」を敢行した新大阪駅のホームは思ったほど混んでいなかった。
しかし、これが平日の朝だったら通勤のサラリーマンの怒声がどこかで聞こえたかもしれないほど「鉄ちゃん」はホームにいた。
何せ時間は朝の7時台、JRがわざとそうしたのか、土曜だったので何事もなく「鉄ちゃん」たちにとってのラストセレモニーは終わった。
ホームに集結していた「鉄ちゃん」たちは引き上げ、私も近江八幡の左義長祭りを見に行った。
東海道、山陽という日本経済の高度成長を支えた動脈を走った名門夜行列車がまた1つ消えた。
たかが夜行列車であるが、これがリニューアルされずに、消え行く様は、日本人の旅のスタイルがせわしなくなったことの証左であると言えるかもしれない。
コメント
お邪魔してます。鉄ちゃん記事、大好きです。海外旅行も良いですが、駅弁食べながら、夜汽車で行くのもいいものですね。
返事遅れて申し訳ありません。
だんだんと、夜行も減ってきて、夜汽車の旅というのも死語になってしまったようで寂しいですね。