どうやって利益を出すのだ

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Kangaroo Club, Bangkok

先月に引き続いてバンコク旅行へ行ってきた。
2月12日にデカデカと新聞広告の出ていた「HISスペシャルキャンペーン「バンコクフリー5日間(29,800円)」というものに飛びついて申し込みをしたからだ。

中華航空(China Airlines)のフライトを乗り継ぎ、バンコクのスワンナプーム空港(Suvarnabhumi Airport)に着くと、HISのジャンパーを着た送迎ガイドが数人待機しており、数台のミニバンでツアー客をホテルまで送ってくれる。

宿泊先はBangkok Centre Hotel、フアランポーン(Hua Lamphong)駅の至近距離にある中級ホテルだ。
駐車場にはHISのミニバンが並び、朝食のクーポンにはfor HISと印字され、ここはまさにHISツアー客の溜まり場かと思えるくらいのところだった。

ところで、120名限定のキャンペーンとはいえ、私の知る限り、この手のツアーはHISの年中行事であるように思える。
いったいこの料金でどうやってHISは利益を生むのだろうか?

安いというのは私たち消費者にとっていいことだが、これがHISという著名な旅行会社でなかったら私はこの安さではツアーに参加しなかっただろう。
なぜなら代金が安過ぎて、かつて払い込んだ旅行費用が戻ってこないという記事が踊った倒産会社と同じに映るからだ。

まず新聞の一面広告の費用、それに航空チケット代金、ホテル4泊の代金、バンコクの空港送迎費用(ドライバー+日本語ガイド+ガソリン代)、さらに、HIS本体でかかる人件費と通信費を加えて、29,800円でどうやったら利益が出るのだろうか。

私の場合、これに1人部屋料金16,000円を追加で払ったが、それでも45,800円だ。
このキャンペーンが赤字覚悟のものでなければ、エアーアジアのような格安航空会社、あるいは身近なところで一世を風靡した100円ショップの営業手法と同じようなものかもしれないが、知り合いに旅行関係者がいれば実情を(もっとも公開はできないだろうが)聞いてみたいと思う。

ちなみにHISの在日外国人用トラベルデスクにNo.1 Travel(日本語での問い合わせも可)というのがある。
同じ系列の会社で内外(!?)価格差があったらどうだろうか。

確認はしてないが、同じ時期の航空券でNo.1 Travelの方が安ければ、トライする価値はあるかもよ。

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