出入国記録書類の作成代行手数料

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Haneda International Airport

わが母が友人とカナダへ旅行に行くらしい。
そこで旅行社に出す申込書を書いていて、ふと「出入国記録書類の作成代行」を依頼するかどうかで迷ったという。

母の友人は4,200円(消費税込)を旅行社に払うならその分を向こう(カナダ)で美味しいものでも食べた方がいい、と言っているらしいが、母もその友人も当然ながら高齢者なのだ。
しかも英語のエの字もという状態で、わが母は自分たちで英語の書類を書けるのかと心配している。

その上、私がウェブサイト(英語版:Customs – Information for Visitors to Canada)から打ち出したカナダ入国に際して提出する税関申告書(Customs Declaration Card)を見てますます不安になったらしい。

とはいえ、ある添乗員に言わせれば、豪傑、というより厚顔無恥なオバサンなら、当然のことながら「機内で自分で書くと言って作成代行など頼まず、そのくせ添乗員にずうずうしく書いてくれ、と言ってくる」とのこと。
それも書き方を教えてくれでなく、書いてくれという厚かましさらしい。

ただ、わが母の場合、そこまで海外旅行経験などないし、厚かましくもないので、そんな恥ずかしいことはとてもできないと言う。
それならいっそのこと旅行社に頼めばいいと思うのだが、自分だけが金を払って書いてもらったものを友人が当たり前のように「タダ」で見て書類を書き込むことになればムカツクことだろう。(女性同士の旅行なら十分にあり得るシチュエーションだ)

そこで私がある程度書き込んであげたのだが、そもそも機内でアルファベットを一字一句間違いなく書き写すことができるかどうかの方が心配だが、いざとなれば、添乗員が書き方を教えるくらいのことはしてくれるだろう。(代筆はさすがに一応は断るらしい、代行手数料を払った人との公平さが保てないとのこと)

一度くらいそういう経験をしておけば、次回は自信を持って旅行できるだろうから・・・
ところで、この「出入国記録書類の作成代行手数料」、かつては包括手数料などと極めて曖昧な言い方がされ、しかもパックツアー客が多かった旅行社は、これを頼みもしないのに勝手に作成し、手数料を取っていたことで問題視されていたものだ。(弊著:1993年グアム旅行記参照)

今や代行手数料と明示されることになって、払いたくねえ、と言う人も多いだろうが、それはあくまでも自分で書いて出せる人だけが言えることなんだよな。
確かにこの程度の書類1枚でという値段の高さだが、英語のエの字もできない高齢旅行者にとっては仕方がない出費なのだろうか。
それとも薄利の旅行業界、こんなところで稼がないとならないのだろうか。

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