去る6月21日は夏至の日、この日は1年で1番、昼の時間が長い日だというのに、私は訳あって国際親善病院にいた。
結局のところ、6月20日から28日、「日利1.5%トレーダー川合一啓の『株式トレード攻略』」の公開実況中継が行われている間、ほとんど自宅にいないということになってしまい、まあ、その中には旅行もあるのだが、せっかくのチャンスを生かせないのも何だかな~と思うのであった。
居合抜き1分トレード
6月21日は、20日の日経平均先物夜間取引の終値が、33,080円と前日比260円安と、大幅なマイナスで終わったのに加え、6月20日の米国市場も、NYダウ(Dow Jones Industrial Average)が、34,053.87ドルと16日の終値に比べて245.25ドル安、ナスダック総合指数(NASDAQ Composite)は、13,667.29ポイントと16日の終値に比べて22.28ポイント安となり、日本市場も下落することが予想された。
「居合抜き1分トレード」というのは、2022年4月4日付で掲載した「東証市場再編初日も好スタートのデイトレ」にあるように、前夜にトレード候補として抽出された東証プライム市場(旧1部)銘柄に関して、9時の寄り付き前の気配値を見て、寄り付きの成り行き売買で勝負する手法で、約定価格の0.5%から1%で利確、マイナス2%で損切というルールを持って行うデイトレードである。
東京海上HD~寄り付き直後の逆行安で1%損切
21日にトレードした東京海上ホールディングス(コード:8766)は、今月になってからの「居合抜き1分トレード」の不調を物語っている感じがした。
日経平均株価の上昇トレンドが続いていることもあるが、個別銘柄も下落が予想されても、押し目買いが強くて、寄り底で上昇するケースも目立つことも多い。
この日の東京海上HDは、「居合抜きツール」では買いでいけそうな感じだったので、日経平均の下落予想にかかわらず、強気で買いを入れた。
利確ラインは慎重に0.5%としたものの、寄り付き(3,288円)後の下落であっさりと1%損切の憂き目にあった。
いきなりの10,000円超のマイナスに加え、その後、株価は反転上昇するということで、私は精神的に参ってしまいそうだった。
新興市場株のトレード
6月21日の東証マザーズ指数は、寄り付き直後は下落したものの、その後は10時30分頃までは上昇トレンドだったので、「急騰傍受ツール(買い推奨)」の方を見た方が良いと思えた。
新興市場銘柄トレード適格基準 | 前日出来高比 | 前日5MA差異 | 日足形状 |
急騰傍受ツール(買い推奨) | 10倍以上 | 概ね6%以内 | 上昇基調であること |
トルネード1%ツール(空売り推奨) | 概ね7倍以内 | 10%以上 | 特に問わない |
細谷火工~手堅く利確を積み重ねてプラ転に貢献
9時15分に「急騰傍受ツール(買い推奨)」で細谷火工(コード:4274)のシグナルが出たとき、株価が1,889円、前日出来高比6.3倍、前日5MA比18.6%と、買いでいくには懐疑的なレベルだったが、株価が反転上昇し出したことで、ゴーサインを出した。
結果的に、反落のリスクを恐れて、利確ラインを慎重にした結果、3回もトレードすることになったのだが、それがすべて生きたので、「居合抜き1分トレード」のマイナスを帳消しにすることができた。
日本電解~ほぼ同値撤退
10時1分に「急騰傍受ツール(買い推奨)」で日本電解(コード:5759)のシグナルが出たとき、株価が2,080円、前日出来高比7.17倍、前日5MA比12.2%と、買いでいくには懐疑的なレベルだったが、こちらもチャートが上昇トレンドであったことで、ゴーサインを出した。
結果は、仕掛けた後の株価が一進一退だったことに業を煮やし(苦笑)、ほぼ同値で撤退した。
後場になって緩やかな上昇トレンドを描いているところを見ると、失敗したかなとも言えるだろう。
底値お知らせツールを活用したトレード
いよいよここからが「底値お知らせツール」(短期安値圏からの反転の兆し)を使ったトレードになる。
カチタス〜磐石の勝利
「底値お知らせツール」で、カチタス(コード:8919)のシグナルが出たのは6月12日のことだ。
この銘柄は今週になって飛躍するように上がり始めたが、この日も買いを入れた後、トレーリング注文(逆指値注文を設定しつつ、株価が自分にとって有利な方向に動いた場合は逆指値価格を自動で修正する注文)を設定して、首尾よく利確した。
川合さんから提供される4つのツール、居合い抜き、急騰傍受、トルネード1%、底値お知らせ、今月になってどれが最も役立っているかというと、底値お知らせツールだ。というより、成績を見る限り、これだけでいいんじゃね~という状態だ。果たして今後はいかになるだろうか。
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