2023年3月4日から始めた「鉄道開業150周年ファイナル JR東日本パス」を使った東北旅行、いよいよ5日が観光の本番である。
この日は午後から移動することにしていたので、午前中は山形市内を観光した。
ここで、私は、2015年9月6日付の「山形日和、温泉にお酒、そして米沢牛」で紹介した「おいたま温泉 『賜の湯』」(砂風呂と2種類の温泉が楽しめる)に行くことも考えたのだが、普通列車しか停車しないJR置賜駅から徒歩10分というのを思い出してやめることにした。
山形市内観光
山形市の観光案内所で、観光名所に行くのに都合のいい交通機関を聞いたところ、ベニちゃんバスが便利のようなので、さっそく乗ってみることにした。
山形県郷土館「文翔館」
まず、最初に行ったところは、山形県郷土館「文翔館」、どんなところかと言えば、旧県庁舎と旧県会議事堂ということで、かつての行政の中心地だったところだ。
ここは、正庁と呼ばれた講堂になる。
訓示や辞令交付等が行われた部屋で、当時は貴族院議員の選挙や県内の警察署長会議、旧制中学校長会議等の重要な会議にも使用されたらしい。
ここは、銀行出納係(旧会計課)、昭和初期の銀行出納係の様子を、職員を想定して製作した人形と、修理した古い家具で再現した部屋だそうだ。
里之宮湯殿山神社
里之宮湯殿山神社は、山形県郷土館「文翔館」から歩いて数分のところにあるので、神社めぐりということで寄ってみることにした。
3月5日は、日曜日の好天ということもあって、夫婦や家族連れも多く参拝に来ていた。
それもそのはず、この神社は安産祈願や子授け祈願で有名なようで、願い牛のお腹に触ると、子宝に恵まれると伝えられている。
私は勝ち運に恵まれるように牛を撫でたのだが、ご利益は別のところにあるようだ。(笑)
私が行った時間はちょうど祈祷が始まろうとしていたときで、多くの参拝客がいて、私もやってもらおうかと思ったのだが、病気平癒の祈願は別の神社の方が良さそうだった。
ランチ@米沢牛の案山子
ランチは、山形駅周辺にあった「米沢牛の案山子」で済ませることにした。
このレストランが入っている山形駅東口交通センターの2階には、山形牛のレストランもあったのだが、あいにくと20分待ちだと言われたので、こちらにすることにしたのだ。
ステーキは自分で焼くタイプのものだったので、レアで食べられるように時間を調整した。
さすが米沢牛、レアで食べるのが最も食べごろである。
山形から角館への移動
さて、いよいよ山形から角館へ移動するのだが、この区間は山形新幹線が新庄までしか行っていないし、新庄から先は普通列車しか走っていないので、かなり時間がかかる。
山形新幹線「つばさ133号」(山形 12:46-13:31 新庄)
山形から乗った新幹線は、山形までで乗客が大幅に入れ替えになるのか、予想よりも車内は空いていた。
さすがに山形市内に雪はなかったものの、列車が新庄へ向かうに従って、車窓に雪景色が見えるようになる。
新幹線が天童駅に差し掛かる頃、車窓に綺麗な山が見えたので、写真を撮ってみた。
奥羽本線(13:36-15:21 大曲)
この日の乗り換えで、新庄駅の5分という間隔が最もやばかった。
何しろ乗り遅れたら2時間待ちだし、角館に着くのも大幅に遅れるからだ。
幸いに空席があって座ることができたが、大曲までの約2時間の旅程は長かった。
かつては、この区間を特急列車が走っていたのだが、山形から秋田への需要はそれほどないのかもしれないね。
秋田新幹線「こまち34号」(大曲 15:39-15:50 角館)
秋田新幹線の秋田から盛岡までの区間は、全車指定席であるものの、特例で自由席特急券(鉄道開業150周年ファイナル JR東日本パスでも可)でも乗れることになっているので、途中下車せずに、角館へ直行することにした。
車内は日曜日の上り列車ということもあってほぼ満席、わずか10分程度のことなので、立っていてもいいかなとも思ったが、幸いに空席を見つけて座ることができた。
角館温泉「花葉館」
この日に私が泊った花葉館は、「秋田内陸縦貫鉄道に乗ってマタギの湯へ」と書いた2022年11月30日(水曜日)に行こうとしていたのだが、あいにくと休館日でダメだったのだ。
そして、来る3月22日(水曜日)も休館となっていたので、水曜日に行こうとする場合は、あらかじめ確認が必要になるようだ。(ウェブサイトに告知しないのか?)
ここでの楽しみは温泉(露天風呂)と、きりたんぽ鍋の夕食だ。
温泉浴場はキャパシティが大きいのと、日曜日の夜ということもあって、ゆったりと入ることができた。
夕食のときに久々にいただいたビール、なかなかに美味しかった。
きりたんぽ鍋に火をつけてもらい、その間に食事を始める。
3月の秋田はまだまだ寒いので、鍋料理が旨い!
寝室は和室、二度目の温泉を堪能した後、この日もYouTube動画をお友達に就寝、さて、明日の予定は全く決めていないが、果たしてどうしたものか。(笑)
2023年3月 鉄道開業150周年 JR東日本パスの旅のトピックス
コメント