去る12月22日は、「日利1.5%トレーダー川合一啓の『株式トレード攻略』」の門下生を対象に行われる実況中継の日だった。
この日は通院透析とも重なっていたのだが、年内最後の実況中継でもあったので、クリニックのベッドでもYouTubeを見られるように準備をして出かけた。
居合抜き1分トレード
12月22日は、21日の日経平均先物夜間取引の終値が、26,410円と前日比90円高と、プラスで終わったのに加え、米国市場も、NYダウ(Dow Jones Industrial Average)が、33,376.48ドルと20日の終値に比べて526.74ドル高、ナスダック総合指数(NASDAQ Composite)は、10,709.37ポイントと20日の終値に比べて162.26ポイント高となり、日本市場も上昇が期待できる様相であった。
「居合抜き1分トレード」というのは、2022年4月4日付で掲載した「東証市場再編初日も好スタートのデイトレ」にあるように、前夜にトレード候補として抽出された東証プライム市場(旧1部)銘柄に関して、9時の寄り付き前の気配値を見て、寄り付きの成り行き売買で勝負する手法で、約定価格の0.5%から1%で利確、マイナス2%で損切というルールを持って行うデイトレードである。
三越伊勢丹HD~危なげなく1%利確
この日は日経平均株価の上昇が期待されたことから、「居合抜きツール」の形状が良く、その構成銘柄の一つである三越伊勢丹HD(コード:3099)は買いでいけるのではないかと踏んだ。
結果は、寄り付き(1,338円)から数分で1%利確ライン(1,352円)に達し、首尾よく利確できた。
参考までに、チャートを見ると、寄り付きから1%上昇後、一旦下落に転じたものの、程なくして反転上昇、この日は全般的に順風の中で利確も容易だったように思えた。
日本郵船~定石通りの0.5%利確
私がこの日の「居合抜き1分トレード」の候補とした銘柄の一つは、日本郵船(コード:9101)だった。
これも日経平均株価の上昇を期待してのものだったが、寄り付き直後は苦戦、利確ラインを1%(3,243円)から0.5%(3,226円)に下げて対応した結果、30分ほどで利確に成功した。
日経平均株価のチャートを見る限り、構成銘柄の苦戦は必至の状況、2銘柄を利確できたことは幸いだったと言えるかもしれない。
サイボウズを途中参戦で空売り
サイボウズ(コード:4776)は、この日の「居合抜き1分トレード」で川合さんが買いトレード推奨した銘柄の一つだった。
彼の見立て通りに、寄り付き(2,447円)から瞬殺で利確、2,500円を超えたあたりで「過熱感が出てきたので空売りが面白い」という趣旨の発言があった。(川合さんがザラ場でプライム市場銘柄に関して言及することは珍しい)
このとき私は「当たり屋につけ」とばかりに、速攻で空売りを入れ、2,534円というほぼ天井近くで約定した。
利確ラインを2%(2,483円)にして首尾よく利確したのだが、結果論から言えば、もっと持っておいても良かったかなと思った。
新興市場株のトレード~クリアル
22日の東証マザーズ指数の値動きは、寄り付きから一貫して下落トレンドを描いていたので、どちらかというと「トルネード1%ツール(空売り推奨)」に目線を移してトレードした方が良さげな感じだった。
私が10時過ぎに「トルネード1%ツール(空売り推奨)」でシグナルが出た銘柄で、比較的下落しそうだと思った銘柄の一つが、クリアル(コード:2998)だった。
新興市場銘柄トレード適格基準 | 前日出来高比 | 前日5MA差異 | 日足形状 |
急騰傍受ツール(買い推奨) | 10倍以上 | 概ね6%以内 | 上昇基調であること |
トルネード1%ツール(空売り推奨) | 概ね7倍以内 | 10%以上 | 特に問わない |
参考までに「新興市場銘柄トレード適格基準」を載せたが、これとは関係なしに、実況中継中で話題になっていた銘柄の一つで、言ってみれば、「当たり屋につけ」の流れの中でトレードをしたのだ。
結果は、1,507円の建値に対して、1%の利確ライン(1,491円)を設定、欲張らなかったことが功を奏して首尾よく利確、この日は久々の完勝でトレードを終えることができた。
年内の残りの日数から言っても、2022年のトレード日記はこれが最後、訪問者の皆様も良いお年をお迎えください。
また来年も頑張ってトレードしていきましょう。
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