去る9月30日、私は26日の「大山阿夫利神社参拝と六滝めぐりに猪鍋のランチ」のときに行き損ねた「禊(みそぎ)の大滝」へ再訪することができた。
26日に行ったときは、もう少しで到達できたと言われて悔しい思いをしたので、早々にリベンジできて良かったし、ここには機会があれば来夏にまた来ようと思っている。
大山・禊(みそぎ)の大滝
小田急線の伊勢原駅北口からバス(神奈中バス:伊11系統)の乗って社務局入口バス停で下車し、たけだ旅館の脇を通り抜けると、禊の大滝まで300メートルの案内板がある。
バス自体は大山ケーブル行きなのだが、26日もこの日も、社務局入口バス停で乗り降りした人は私だけだった。
ちなみに、ここが大山古道のスタート地点なのだが、ここから滝までは沢沿いに林道を進むことになる。
たけだ旅館の脇を過ぎて林道に入ると、すれ違う人すらいない。
平日ということを差し引いても秘境に向かっている雰囲気がありありと感じられる。
伊勢原市観光協会によれば、大山古道はおすすめハイキングコースの一つなのだが、雨続きの後などは滑りやすくなるので、気を付けた方がいいだろう。
26日に来たときは、目の前に小さな沢が流れている地点まで来て引き返した。
もちろん、そこは簡単に渡れるのだが、前回はここまで来るのにお疲れモード全開だったのだ。(苦笑)
社務局入口バス停から徒歩10分ほどで「禊(みそぎ)の大滝」へ到着する。
片杖歩行の身でも10分なので、健常者はもっと早く着けるだろう。
この鳥居の向こう側に見えるのが滝なのだが、どうやって滝壺へ下りるんだという感じのところだ。
滝を見に行った人のコラムでは、この鳥居の脇を云々なのだが、とてもじゃないが、私では崖から転げ落ちそうな傾斜である。
鳥居のところから滝を見ると、水量も十分にあるし、滝壺で水遊びができそうな感じであるが、周囲を見渡してもどこから下りるのか見当もつかない。
やはり鳥居の脇を通り抜けていくのかと思うのだが、「禊の大滝を観光資源に」(2021年6月18日 タウンニュース)と言うなら、案内板くらいは整備してくれよと言いたい。
滝を見下ろすところには案内板があるが、これではどこを行けばいいのかわからない。
仕方がないので、上から数枚写真を撮り、少し戻ったところに、沢へ下りる道があるか確認することにした。
でも、そこはほかの人が行ったところじゃないだろうな・・・とは思うが。
大山古道を少し逸れて沢へ簡単に下りられる道を発見したので、そこを転げ落ちないように慎重に歩を進めると、沢を少しさかのぼれば滝壺に行けそうなところに到着した。
しかしながら、どう考えても、ほかの人たちが沢の中をじゃぶじゃぶと歩いて滝壺まで行ったとは思えないが、私は意を決してこのルートを選択した。
カメラはiPhoneでなく、防水デジカメのFinePix XP120に交換する。
元より水遊びをしようと思っていたので、短パンを脱げば、その下は水着だった。
おそらく、水着にならなくとも沢の中は進めると思うが、バランスを崩して沢の中で尻もちをつくと、着て帰る服がないので、あえて短パンは脱ぐことにしたのだ。
そして、上に着ていたポロシャツはどうしようかと思ったのだが、こちらも邪魔になるので、持参したデイパックにしまう。
ここが滝壺へ行くときの最後の難所なのだが、うまく岩を足場にして難なくクリアする。
ようやく滝壺に到着、さすがに、滝の目の前だと水しぶきを一身に浴びることになるので、全身ずぶ濡れだ。
滝行をしたという人は、ここで褌一丁になったのだろうか。
まあ、私も水着だけだから大した違いはないのだが・・・
水圧は相当なものなので、滝が落ちる真ん中に突入できるか・・・
ところで、滝壺の周囲を見渡しても上から下りてくる道らしい道は見当たらない。
私が見落としただけであったのだろうか。
この日は仮にそれがあっても、荷物を持って来ていないので、沢の中をじゃぶじゃぶと戻らないといけなかったのだけどね・・・
これは角度を変えて滝の横から撮ったものだが、正面から撮ったものと、あまり違いはわからないかな・・・
せっかくなので、滝と一緒に記念撮影、何枚か撮って、これが一番まもとに撮れたかと思う。
まあ、平日ということを差し引いても、誰にも会わない秘境なので、自撮りするのも大変なのだが、うまい具合に岩があったので、そこにカメラを置いて撮ることができて良かった。
「禊(みそぎ)の大滝」での水遊びが終わったので、荷物を置いてあるところまで戻る。
もはや滝壺で全身ずぶ濡れになっているので、一切おかまいなしに水の中で休憩する。
往路は足以外はほとんど濡れずに済んだので、おそらくは荷物ごと滝壺まで持参できると思う。
ただ、次回は、沢の中でなく、鳥居の脇を下る道を発見したいものである。(笑)
熱海サンビーチ
8月19日に熱海サンビーチに行ったときは、平日とは思えないほどの混雑で、マスクに海パンという狂気のスタイルで溢れた更衣室を覗いた私は、早々にビーチの写真だけ撮って退散した。
大山の「禊(みそぎ)の大滝」から帰還して伊勢原駅付近のレストランでランチを食した私は、せっかくの好天なのに、昼過ぎに帰宅するのも何だかな~と思い、小田原方面へ向かった。
そして、この日も熱海へ行こうとは思っていなかったのだが、濡れた水着の上に短パンをはいて伊勢原駅まで戻ってきたので、トイレで着替えようかどうしようかと思っているうちに、アクセスの良いビーチでもうひと泳ぎしてみるかという気になった。
幸いに熱海サンビーチは、プロムナードに足が洗えるところがあるので、帰宅時も困らない。
ビーチに行くと、海を見に来ている人はチラホラいたが、9月末なので、泳いでいる人はさすがにいない。
私は短パンを脱げば泳げるのだが、先に儀式を済ませることにした。(笑)
とりあえず、いつものように記念写真を撮ってもらっていると、海に入っていく瞬間から撮られていた。
頼んだ女子から「たくさん撮りましたよ」と言われて確認すると、ああ~海の中で転ぶことを期待していたなと窺える笑いが彼女の顔にあった。
まあ、万が一を考えたら「禊(みそぎ)の大滝」のときのように水着だけになっても良かったのだけどね。
波にさらわれて転倒するリスクは健常者のレベルではないからね。
無事に儀式を済ませて戻ってみると、私の座っている前の前で相撲を始めた男子がいた。
何も波打ち際でやらんでも・・・と思っていたら、負けた方が転がされてずぶ濡れになった。
おおお、と思ったが、彼はこの近所の人なのだろうか。
最初は一緒にいた女子たちも海の中へ転がそうとしていたのだが、彼らは私と違って水着じゃないからな~
というか、沖縄でもないのに9月末で水着を着てビーチにいる方が珍しいかもしれないけどね。
ロマンスカーの展望席で帰宅
熱海から帰宅しようとしたとき、そのまま東海道線の列車で横浜まで行っても良かったのだが、小田原からロマンスカーにうまく接続できることがわかったので、それに乗り換えることにした。
乗った列車は「はこね64号」で、運良く最後尾の展望席(1号車 1C)が取れたので、車窓も楽しむことにした。
夕暮れ時でなかなかうまく撮れていないが、雰囲気だけは伝わると思う。
今回の二つのリベンジ、地球温暖化の影響もあるだろうが、9月でも十分に水遊びができることが再認識できた日となった。
おそらく来年以降もそうすることで、遊びの幅が広がることだろう。
2022年9月 丹沢大山国定公園行きのトピックス
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