私にとっては元祖とも言える金運神社が山梨県にある新屋山神社、思い起こせば「2016年河口湖大寒オフ」で、そのときに神社めぐりをした感想をこう書き記している。
新屋山神社では、財布に常時入れられるキャッシュカードタイプのお守り(1,500円)を購入、これを財布のカード入れの最前列に置いたところ、まさにお金が自分のところに吸い寄せられるように金運が増したのだ。
これだったら毎年参加してもいいくらいだ。(笑)
ということなのだが、さすがに、ここは車がないとアクセスするには不便なので、なかなか行くことができなかったが、このたび、公共交通機関でも行けそうなことがわかったので、「2019年河口湖大寒オフ」以来、3年ぶりに訪れることにした。
新宿から特急「富士回遊号」と路線バスで新屋山神社へ
私が今回行った新屋山神社と北口本宮富士浅間神社は、相互に徒歩で行ける距離圏にあり、それぞれに最寄りのバス停がある。
北口本宮富士浅間神社へ行く人の多くは車で行くので、バス便のことを調べる人は少ないかもしれないが、富士急行線の富士山駅から浅間神社前バス停までは路線バスが1時間に1本程度の割合で走っている。
時刻表は、富士急行バスのウェブサイトから、「富士五湖エリアを巡るバス」、「河口湖駅~富士山駅~忍野~山中湖~平野~御殿場~御殿場アウトレット」の順でクリックすると表示される。
一方の新屋山神社は、新屋公民館入口が最寄りのバス停になるが、上述した浅間神社前バス停の隣にあるので、同じ路線バスでアクセスできる。
このバスに合わせて列車を選べばいいのだが、私の乗った「富士回遊7号」は、富士山駅到着が10時17分なので、10時38分発の御殿場プレミアム・アウトレット行きのバスに十分に間に合う。
実際は、これに乗る前に富士吉田市のタウンスニーカーというコミュニティバス(熊穴・新倉循環)が10時20分にあったので、それに乗って行くことができた。
新屋山神社へ参拝
新屋山神社は全国的に金運神社として有名なので、私が訪れた5月23日は、何のイベントもない平日にもかかわらず、参拝客が途切れることはなかった。
今までは大寒オフに合わせて来ることが多かったので、やたらに寒かったことが記憶にあるが、この日は半袖でも十分なくらいに暑かった。(笑)
参道の入り口には「マスク必着」とか張り紙があるのだが、さすがに政府が5月20日に「『屋外でマスク不要』 政府見解を発表 散歩・徒歩通勤・未就学児も 通勤電車はマスク着用を」と言ったことで、ノーマスクで参拝しても特に何かを言われることはなかった。
もっとも、ほとんどの神社は従来より屋外でマスクをしろなどと言ってこないので問題はない。
しかしながら、ごくたまに何の意図があってそんなことを言ってくるのかと訝りたくところがあったが、今後はそういうところもなくなるだろう。
コロナ禍前は本宮の中で、御神石(神様にお伺いを立てる(質問する)石)といって、これを三回持ち上げて感じた重さが変われば、速やかに事が運ぶという謂れのある石があったのだが、どうやらコロナ禍によって、この儀式も行うことができなくなったようだ。
まあ、確かに、この儀式のために行列ができては、感染防止対策には不都合だったのだろう。
ここではお約束のキャッシュカードタイプのお守り(1,500円)を買い、御朱印ももらって退散することにした。
この日は月曜日ということで、当然のことながら川合式デイトレードも行ったのだが、果たして成果はいかに・・・
北口本宮富士浅間神社へ参拝
上述したように、新屋山神社から北口本宮富士浅間神社までは私でさえ歩いて行くことができるので、健常者なら何の問題もないだろう。
もっとも、私はこの区間を歩いたのは初めてのことだが、途中にレストランなどは何もないので、ランチを取るなら神社めぐりの前後でするといいだろう。
この神社に恵毘寿社祭(1月20日、10月20日)のとき以外に来た記憶があるだろうか。
恵毘寿社祭が執り行われている間、極寒の中で立っていた記憶しかないので、この日のように暑かった日には来たことがないと思う。
おお、懐かしの「角行の立行石」、フジヤマツーリストの野澤さんがこれについていつも解説してくれていたような・・・
新屋山神社では「マスク必着」という張り紙が参道にあったが、北口本宮富士浅間神社ではそのようなお触れはない。
どちらにしろ、ガラガラの屋外では不要なのだが、ほとんどの参拝客はマスクを付けている。
いい加減に、マスクなど外して、境内の新鮮な空気を吸ったらいいのにと思うのは私だけなのだろうか。
ここからバスで富士山駅まで帰るにあたって、時間が中途半端なら祈祷をしてもらおうと思ったのだが、こういうときに限って、タイミングばっちりでバス(12時31分)が来たりする。
これは、参拝したら退散せよとのお告げなのだなと思い、おみくじだけ引いて終わりにする。
そういえば、かつて幟まで立てて商売繁盛を祈願したような気がするが、あれは毎年更新しないとダメだったのだろうか。
コロナ禍云々の前に、私は2020年1月20日には負傷事故で入院中、幟の更新どころか、歩くことさえできるかどうかのレベルだったからな~
ここの御朱印は3種類あって自分で選べるようになっている。
全部手書きしてくれるようで、900円出せば3種類の御朱印がもらえたのだが、一番オーソドックスなものだけにしておいた。
ランチ@吉田のうどん「とがわ」
富士山駅に着いて、あとは帰るだけなのだが、せっかくなので、ランチはご当地名物の「吉田のうどん」を食すことにした。
駅前の観光案内所で聞いてみると、駅中に「とがわ」というレストランがあるというので、さっそく突入してみた。
これが私の食べた「富士山うどん」(790円)、うどんの上に乗っているトッピングが富士山を模しているからだそうだ。
ちなみに、味の方は、フードコートの割にはきちんと作られていてそれなりに美味しかった。
富士山ビュー特急で大月へ
私がちょうどランチを終えたとき、大月行きの「富士山ビュー特急4号」(13時19分発)が来るところだった。
帰るには早いかなと思ったが、疲れが出ないうちに帰宅しようと、さっそく自由席特急券(400円)を買い込んだ。
「指定席が満員なんですよ」と言われて、ド平日なのに、えええと思ったが、混んでいたのは1号車(指定席)だけで、残りはガラガラだった。
おそらく団体ツアー客なのだろう。
こうした人たちが出ると、コロナ禍を脱して平時に戻れるという期待も沸くだろう。
チケットレス割引で特急「かいじ」に乗車
私の持っていたJRの乗車券は途中下車ができないタイプのものだったので、列車の乗り継ぎ時間を利用して、駅舎の外には出られない。
大月に富士急の特急が着くのが14時ちょうどなので、乗り継ぎの列車の間隔は10分から20分程度が望ましい。
はて、何時発の列車があるのだろうと調べようとした矢先に、車内アナウンスが入り、14時6分発の特急「かいじ28号」があるというではないか。
さっそく、車内でiPhoneを取り出し、えきねっとトクだ値からチケットレスの指定券を申し込んだ。
すべてがインターネットで完結するチケットレスの手続きは、こうした時間のないときこそ威力を発揮する。
車内は想定通り、ガラガラだったので、何の問題もなく新宿まで帰ることができた。
新宿到着は15時4分、平日のラッシュに巻き込まれる前に着けてよかったと思う。
さて、帰りはどうやって帰ろうか。
ロマンスカーに乗るまでもないとは思うけどね・・・
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