去る1月29日は、リーマンインテリジェンスの杉本武寛さんが参加者限定企画ということで募集した米国株オンラインセミナーに参加した。
講師は米国株ブロガーとして第一人者のもみあげ氏、私が彼のセミナーに参加するのは、2020年10月4日付で「米国株投資はQQQとVIGの組み合わせが鉄壁か」と書いたとき以来なので、約1年3カ月ぶりなのだが、当時とは相場環境がガラリと変わっていた。
今回のメインテーマは、2022年1月に急落した米国市場に関して、今後の相場の見通しと対策だった。
- インフレ vs 企業業績、景気→人件費の高騰がリスク要因
2022年1月13日 NHK News WEB「米FRB “記録的インフレ 背景に深刻な人手不足”」 - インフレ vs 金融引き締め→QT(量的引き締め/Quantitative Tightening)と利上げ
2021年12月13日 ロイター「QTはいつか、FOMCの注目点に急浮上」 - インフレ vs 政権支持率→民主党支持率史上最低の41%、中間選挙で下院過半数割れの危機
2022年1月27日 JETRO「バイデン大統領への支持率低下不満拡大、米シンクタンク調査」
これらのリスク要因が複合的に合わさって、さらに5%程度は下落してもおかしくないと彼は言う。
これから米国株に投資するなら、
- コロナ禍においても業績を伸ばし続ける企業を選択する。
- ハイテク企業の強大な力は利用する。
- 利上げなどのインフレ対策を打ってきた場合に、それを跳ね返す需要があること。
- 中間選挙で民主党が過半数割れする可能性が高いので、バイデン政権の政策は見込まない。
といったことを考えて投資すべきと言っていた。
それでは具体的に何に?ということを聞きたいだろうが、私は今年中に来るであろうセリングクライマックス(selling climax)の後に、もみあげ氏も推奨しているインベスコQQQトラスト(QQQ=Invesco QQQ Trust)に投資することをお勧めしたい。
ところで、私は2022年に入ってから米国株がこれほど下落しているとは思わなかった。
自分が持っている主力株の一つ、エクソンモービル(XOM: Exxon Mobil Corporation)は株価が上がり続けていたからだ。
元々は2020年4月23日に配当狙いで買った銘柄だが、原油高の勢いに乗って株価も上昇した。
このセミナーに先立って、先日友人から連絡があった。
米国株に投資するならオンリーワンの半導体企業が狙い目ということだった。
例えば、エヌビディア(NVDA: NVIDIA Corporation)のような企業だという。
果たしてどうなるだろうか。
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