2021年11月17日の中央アジア旅行から始まった海外トレード、払暁の「居合抜き1分トレード」の全勝街道をひた走り続けてきたが、11月26日にそれも止まるときがやってきた。
いつまでも勝ち続けることはできない宿命とはいえ、負けた後のフォローがどうなるかによって、1日のトータルの勝敗が決するので、一度負けたからと言って、雑なトレードをすることはできない。
そういった意味では「居合抜き1分トレード」の全勝街道のストップで、大コケしなかったこの日のトレードは、好調な海外トレードの象徴になったとも言えようか。
居合抜き1分トレード
私が海外でやっている「居合抜き1分トレード」というのは、2021年5月29日付で掲載した「川合式居合抜き1分トレード、ツールなしの新しい手法の勝算は」にあるように、前夜にトレード候補として抽出された東証1部銘柄に関して、9時の寄り付き前の気配値を見て、寄り付きの成り行き売買で勝負する手法で、約定価格の0.5%から1%で利確、マイナス2%で損切というルールを持って行うデイトレードである。
好事魔多し~凡ミスで利確逃したエイチ・アイ・エス
11月26日は、25日の好調を維持できずに、寄り付き前の日経平均株価はマイナス圏で推移するなど、地合いが悪化していたため、売り目線でトレードした。
その中での好適銘柄が、29日に配信された「日利1.5%トレーダー川合一啓の『株式トレード攻略』」のスクール生向けQ&Aでも触れられていたエイチ・アイ・エス(コード:9603)で、この日の私も300株と、ほぼ総動員レベルの売りトレードを行った。
チャートを見れば大成功のはずが、慌てて成行売りを敢行した結果、無残にも同値撤退レベルとなり、その後の劇下げの利幅を取り損ねた。
わずかに100株だけ、追加売りをして、多少なりとも痛手を回復したが、当初の失敗が大きな心の痛手となったのは否定できない。
良いところが何もなかったペプチドリームの空売り
日本市場の地合いが悪く、おまけに業績も今一つ、株価も低迷中とあれば、絶好の売り銘柄なのだが、「居合抜き1分トレード」という寄り付き直後の値動きで勝負するトレードの場合、そうはいかないことがタマにある。
26日のペプチドリーム(コード:4587)は、いわゆる逆行した銘柄の一つとなってしまい、マイナス1%の損切ラインにかかってしまった。
もっとも、日足を見れば、下落トレンドを脱しつつあるので、もう少し慎重になっても良かったと思う。
途中参戦の日本取引所グループの空売り
日本取引所グループ(コード:8697)は、実のところ、「居合抜き1分トレード」の中で私が売りトレードしようとした銘柄の一つだった。
ご覧のとおり、居合抜きでも、途中参戦でも1%利確できているので、論評することはないのだが、2021年11月18日付のWeiss Ratingsの記事「ナスダックを買う?」の真逆をいくような日本取引所グループの株価の低迷は何を意味するのかということに着目したい。
新興市場株のトレード~グローバルウェイ
新興市場株のトレードは海外においては初めてのことだ。
おそらく、川合式デイトレード(トリプルメソッド)の無料メールマガジンでの講座も内容のほとんどが、新興市場株のトレードツール(急騰傍受ツール、マザーズ1%ツール)を使ったものだと思う。
私も新興市場株をトレードするときは、以下のような基準を設けているのだが、この日はマザーズ1%ツール(空売り推奨)でシグナルが出続けていたにもかかわらず、それをあざ笑うように、株価が上昇していたグローバルウェイ(コード:3936)に注目してみた。
新興市場銘柄トレード適格基準 | 前日出来高比 | 前日5MA差異 | 日足形状 |
急騰傍受ツール(買い推奨) | 10倍以上 | 概ね6%以内 | 上昇基調であること |
マザーズ1%ツール(空売り推奨) | 概ね7倍以内 | 10%以上 | 特に問わない |
結果は、10時過ぎまで株価が上昇しているので、それ以前のシグナルで、空売りを仕掛けていたら踏み上げにあっているが、最後の10時23分のシグナル4は、2,400円台に突入した勢いがすごかったので、その反動で下落も一気呵成になったようである。
その下落も一様になっているわけではないので、私も一時的な上昇で利確できたりもしたが、前場の引けにかけた下落は激しく、もっと空売りを仕掛けていれば良かった。
とりあえず、この日は「居合抜き1分トレード」の全勝街道は止まったものの、トータルではプラスを維持できて良かったと思う。
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