セブのFEAで英会話1日体験レッスン

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ファーストウェルネス・イングリッシュ・アカデミー(Firstwellness English Academy)

今年の1月25日の「2015年新春の渡航はオーストラリアをやめてフィリピンのセブへ」というコラムの中で、セブシティにある英会話学校のファーストウェルネス・イングリッシュ・アカデミー(FEA/Firstwellness English Academy)が、旅行者の1日体験という要望にも応じてくれるのか問い合わせてみたいと思う、ということを書いたが、その後、学校の担当者から返事があり、首尾よく2月9日に1日体験レッスンを行うことができた。

ファーストウェルネス・イングリッシュ・アカデミー(Firstwellness English Academy)

本気でやるならば、最低2週間、できれば1ヶ月程度は集中的に体験レッスンをすべきなのだろうが、単なる観光旅行の中での体験ということにもかかわらず、自分の希望する日程で時間を割いてもらうことができたことはラッキーだった。

ちなみに、私の場合はレッスンを朝一番から4コマ取ることにしたが、宵っ張りの人は午後にするとか、フレキシブルにやることができそうな感じだった。

レッスンの費用は、私の場合は追加レッスン扱いとなったようで、平日料金で1コマ(正味50分)当たり1,690円(650ペソ)、日本からの海外送金手数料(2,000円)と合わせて、FEAの邦銀口座に振り込む。

私の場合は4時間分のレッスンを申し込んだので合計で8,760円である。
それにフィリピンの就学許可証(SSP/Special Study Permit)の取得代(代行手数料含む)が現地で6,000ペソ(約17,000円)かかり、これについては学校側から出国前にメールで案内が来る。

このSSPとは、独立行政法人日本学生支援機構(JASSO/Japan Student Services Organization)のウェブサイトによれば、「フィリピンで語学研修などを受ける場合、滞在期間にかかわらず就学許可証(SSP)を取得することが必要で、フィリピン到着後に入国管理局のステューデント・デスクで申請するか、留学先の学校を通して申請すること。事前に日本で申請することはできない。」とあるので、私のようにわずか1日しかレッスンを受けなくとも支払いが必要になるというわけだ。

ちなみに、このSSPの有効期間(validity period)は6ヶ月で、今年の7月までに再訪できれば、次回のSSPの取得費用は不要とのことだった。

ファーストウェルネス・イングリッシュ・アカデミー(Firstwellness English Academy)

レッスンの場所はセブプレミアム校、ウェルカムホテル(Welcome Hotel)の7階が英会話学校のスペースとなっていた。
幸いに私の泊まったパークレーン国際ホテル(Cebu Parklane International)からは徒歩5分程度で行ける距離、朝一番のレッスンが8時開始なので、その点では非常に助かった。

レッスンは最初の2コマが、私の希望したListeningとSpeaking、最後の2コマはReadingとSpeakingを中心にやってくれた。

レベルは私が事前申告した学力申告書(Academic Student’s Profile)に旅行会話程度としたこともあってか、Hi BeginnerあるいはPre-Intermediate程度のレッスン内容だったように思うが、わずか1日のレッスンでは学校の雰囲気を感じ取るくらいしかできなかった。

もっとも、一般の留学生は最初にレベルテストを兼ねたレッスンをするとあったので、初級者でも心配することはないだろう。
とりあえず、この学校が日本人経営で、しかもウェブサイトに外国語がないので、受講生は日本人だけだったように思うし、そういった点では気楽に通えると思う。

また、講師とはマンツーマンのレッスンなので、他の受講生と会話するのは休憩のときか、レッスンが終わった後になるのだろうが、英語で話すのがレッスンのときだけという生活になってしまうと、せっかくの海外語学留学の強みが生かせない可能性がありそうだった。

それと全体的に言えるのは、ジプニー(jeepney)など格安な乗り物はスリなどが多いといった治安面を考えると、公共交通機関が脆弱なゼブでは、タクシーを利用しなければならないなど、移動にコストがかかるのがネックになりそうな気がした。

ファーストウェルネス・イングリッシュ・アカデミー(Firstwellness English Academy)

ところで、3コマ目のレッスンはMoney does’t guarantee happiness(お金は幸せを保証しない)という短文を読んで、テキストに書かれた質問に答えるというものだったのだが、例えば、質問にDo you think money can buy happiness? If so, how? If not, why not?(あなたはお金で幸せを買えると思うか?もしそう思うならどうやって?もし違うと思うならなぜ?)というものがあった。

講師はこちらのレベルやペースに合わせてくれるが、この回答にかけられる時間は感覚的に2~3分くらいだったように思う。
正直言って、日本語でも回答に時間がかかるだろうが、それを英語でやらないといけないので大変だった。

こんなことをいきなりやるか、と心の中で毒づいたが、私は咄嗟に、I think so. Becuase I don’t have enough money, I can’t come here and I was sadness.(私はそう思う。なぜなら十分なお金がなければここに来れなかったし、私は悲しい思いをしたと思う。)と答えた。

このレッスンの講師は笑っていたが、当然ながら、この回答では日本の英語の授業やテストでは1点も取れないだろう。
主題となっている短文の要旨と全くずれていたからだ。

それでも何事もなくレッスンは進んだし、むしろ脱線しても会話として成り立っていれば、講師も多少のことは見逃してくれた。

私はここに日本人が英語が苦手になる要因の一つがあるような気がした。
簡単に言えば、日本の学校で教える英語の授業はつまらない。
文部科学省以下、カリキュラムをこなすことに汲々となっていて、外国語を学ぶことの楽しさを教えようとしていない気がするからだ。

私は2010年1月10日付の「小学校高学年の英語必修化」で「『外国語を用いてコミュニケーションを図る楽しさを体験したことのない人』が小学生に『外国語を用いてコミュニケーションを図る楽しさを体験させる』ということになる。そんなことが可能なのか、教育委員会の人たちは考えたことがないのだろうか。」と書いた。

果たして5年たった今、実態はどうなのだろうか。

コメント

  1. リリー より:

    今日の内容、笑えました。
    楽しかったです。

  2. カルロス より:

    毎度ありがとうございます。

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