急激な円安で海外発券継続に黄信号

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成田国際空港

私が初めて海外発券をしたのは2010年9月の香港・スペイン・モロッコ旅行のときだ。

このときはワールドインベスターズのアンシャンレジームさんと一緒に旅行へ行こうという話になり、ゴールデンウイーク前から計画を煮詰め始め、5月21日にKLMオランダ航空の香港-バルセロナ間の発券が完了した。

このときを起点にして、私は超円高の為替を背景に海外発券を頻繁に行うようになった(海外発券の履歴)のだが、衆議院の解散から第二次安倍政権発足までの2ヶ月間で急激な円安になったため、海外発券を継続すべきかどうかの瀬戸際に立たされている。

この円安傾向は、アメリカの財政の崖が一時的に回避されたことで、2月24日と25日に予定されているイタリアの総選挙までは続くような感じだし、仮にイタリアの選挙結果で欧州危機が再燃し、為替が円高に振れても一昨年に付けた円の最高値に迫るようなことはないだろう。

通貨 2010年5月21日 期間中の円の最高値 2012年11月16日 2013年1月3日
米ドル(USD) 90.60円 75.79円(2011.10.31) 80.80円 87.02円
ユーロ(EUR) 112.3円 94.66円(2012.7.25) 103.05円 115.18円
香港ドル(HKD) 11.61円 9.76円(2011.10.31) 10.42円 11.23円
台湾ドル(TWD) 2.82円 2.50円(2011.10.5) 2.78円 3.00円
タイバーツ(THB) 2.80円 2.41円(2012.1.17) 2.63円 2.86円
豪ドル(AUD) 75.02円 72.73円(2011.10.5) 83.6円 91.07円

海外発券のメリットは、復路(この場合は日本から発券国へのフライト)の変更が原則として可能なことと、日本の繁忙期に割安な運賃で海外渡航できることの二点なのだが、為替が円安に振れてしまうと後者のメリットはあまりなくなってしまう。

それでも5~6年前に比べればまだ十分円高水準なのだが、デフレ価格が定着した閑散期の日本発の航空券代金を見ると、休暇を多少プラスすれば海外発券する必要がなくなってしまうのも事実だ。

あとは、復路(日本発のチケット)の変更が原則として自由だというメリットも、サラリーマンとして仕事をしているがゆえのことであり、リストラおやじの風じさんや、Facebook仲間の自遊人K氏のようになってしまえば、全く関係ないだろう。(笑)

ところで、私は今年のゴールデンウイークこそキューバだ!カリブ海だ!と思って、昨年と同じようにユナイテッド航空を使った台北発券にトライしようとした。(2012年4月8日-台北発券で成田経由アメリカ・メキシコへ

しかし、出てきたメッセージは「お客様の条件に一致する空席は見つかりませんでした。検索条件を変更するか、ユナイテッド予約センターまでお問い合わせください。」というもので、もう満席なのかと思って、閑散期に日付を変更して試してみたものの結果は同じだった。

単純検索で、成田から米国のフライトは結果が正常に表示されるので、成田-台北線が問題だと思って調べてみると、2012年10月27日からこの区間が運休になったという記事があった。(Fly Team-ユナイテッド航空、10月下旬から成田/台北線を運休

これで、私にとって海外発券の必要性がまた一つ減ってしまったようだ。
さて、こうなるとゴールデンウイークの旅行プラン、そして昨年8月に台北発券したキャセイ航空(Cathay Pacific Airways)の最後の区間(成田-台北)はいつ使おうか。

コメント

  1. とんび より:

    今年もよろしくです。今年こそオフ会できるといいんですけどね。近い時期に同じところ年に1回くらい行くようですがなかなか一致しないですね(笑)。
    海外発券、自分も見直しを考えています。近いうちにブログに書こうと思っています。ソウル発券はソウルと国内旅行の気持ちが薄れてきたことが一番の理由で、加えて、おっしゃるとおり円安のことと、ソウルも国内もLCCを使いたいということでもうループをやめようか悩んでいるところです。台北発券のほうは、自分の場合は、JAL限定で、最安値ではなくビジネスクラスUGを念頭においたものを発券していて、こちらは続けます。

  2. カルロス より:

    とんびさん、明けましておめでとうございます。
    とんびさんは台北発券継続ですか。ソウル発券の方は確かにLCCも多いので国内旅行をド繁忙期にしない限りは、メリットも薄れていますね。またどこかでお会いしたいものですが、なかなか予定が合いませんね。

  3. とんび より:

    結局、ソウル発券続けることにしました。
    もうやめるつもりで、最後の帰国をLCCで片道購入で探す → 韓国のLCCは往復購入しなけれなならないことが判明(ピーチは片道OKだが、帰国時間が遅くて却下) → いろいろ見ていると、新たなループにするのに適当な券を発見 → 続けることに

  4. カルロス より:

    とんびさん、こんにちは
    新たなループを発見されたのですか。今まではソウル→関西→札幌(那覇)とかいう感じだったと思いますが、今回見つけたのはどういうルートですか?

  5. とんび より:

    海外発券の履歴も拝見しました。旅行ごとに発券都市を移動させて、工夫なさっていると思いました。自分の場合はソウルと台北をベースに同じようなルートと航空会社(自分の場合はJAL)をループさせるやりかたなので、こういった方法もあるのだなぁと思いました。
    自分のあたらなルートとそこに行き着くまでの経過をブログに書きましたので、またごらんになってください。

  6. カルロス より:

    とんびさんの「ソウル発券見直し」のコラム拝見しました。
    http://tombi00.sblo.jp/article/61271464.html
    今度、私も参考にしたいと思います。
    ありがとうございました。

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