偽造キャッシュカードによる被害金ようやく返金

この記事は約4分で読めます。

シティバンク大手町支店

先月7日、私は「メキシコの呪い」と題した日記をSNSサイトに閲覧制限して投稿した。

公のところに書かなかったのは、こうした被害金の弁償が絶対的なものでなく、検索されることによって、銀行サイドに無用な不信を抱かせたくなかったからだ。

そして被害の申告から約1ヶ月半、ようやく私の口座に被害金が弁償されるとの連絡があり、入金も確認することができた。
これで、今月上旬に入金された海外旅行傷害保険の保険金と合わせて、金銭的補償手続きはすべて終わりとなった。

もちろん、盗まれた荷物は戻って来ないので、それをコツコツと買い直し、先月の台北旅行でカバン類を入手したことによって、海外旅行に必要な品物はほぼ元通りに揃えることができた。

それにしても危ないところだった。
何がかと言うと、シティバンクから3月初旬に送られてきた「カード利用についてのご報告」によれば、現地時間2月7日の13時、要は「メキシコの呪い」を投稿した数時間後に再度被害に遭いかけたからだ。

このときはパスワード相違(私が変更をかけた半日後)で取引できなかったと書かれてあった。
要するに、そのままスキミングされた元カードを持ち続けていれば、いつかはパスワードが一致し、被害に遭うことが予想された。

そのときは、おそらく、「顧客側過失」の規定が適用され、被害金が戻らない可能性が十分にあった。
それを防ぐためにはキャッシュカードを作り直すしかないとのこと、発行手数料は不要だったが、再発行されたカードを入手したのは先日の東日本大震災で流通網がズタズタになっていた時期だった。

しかも「本人限定受取郵便」で平日に送られて来たため、休日に保管されている郵便局まで行かなければならなかった。(通常は自宅への再送依頼、あるいは受取に都合のいい郵便局への転送依頼をすればいい)

とりあえず「メキシコの呪い」で失われかかったお金は戻ってきた。
2度に渡って盗難の被害にあった金銭的な補填もされた。

ここは「メキシコの呪い」を解くためにも、そして東日本大震災に遭われた方々を支援する意味でも、ささやかながら浄財を寄付しようかと思っている。
寄付先は今回の震災と原発事故で一番苦しんでいる福島県(福島県災害対策本部:ゆうちょ銀行 00160-3-533)にするのがいいだろうか。

■メキシコの呪い on February 7, 2011

アメリカ・メキシコ・グアテマラ旅行から帰国して早1ヶ月がたとうとしている。
旅行中、様々なトラブルに見舞われ、命からがら帰国して、その傷がようやく癒え始めた2月。
節分の日、私は福を招くどころか、またもや信じられない光景を目にすることになった。

ほんの2~3日前、国内のATMでお金を下ろしたとき、異変は生じた。
1月末に30万あまりの残高があった口座からわずか2万円引き出しただけのはずなのに残高は20万を切っている。

何だこれは・・・クレジットカードの引き落としはまだ先のはず・・・・
ドス黒い不安を胸に家に帰り、ネットバンキングにアクセスする。
現地時間の2月2日、メキシコ国内のATMから約9万もの金が引き出されている。

す~と顔が青ざめる私、まるで12月末にパレンケで荷物を盗られ呆然としたときのスロービデオが目の前に映る。
スキミングされたのか?どこで?カンクンか?

海外の引き出しのリミッターを設定してあったおかげで被害はそれだけだったが、1回分の海外渡航、いや新規投資に回す金だった。
シティバンクに電話する私・・・わずか10分が2時間にも感じられた。

キャッシュカードを一時的に止め、月曜日に担当から電話すると言われ、今日を迎えた。
貴方の被害は補償の対象です、と言われ、ほっとする私。(盗難および偽造キャッシュカード被害の補償について

しかしながら金が戻るのは20日から1ヶ月かかるとのこと。
銀行のスタッフ曰く、何やらこういった被害はものすごく多く、場合によっては1年後に引き出されるなんてこともあるそうだ。
防止策は海外で使用するときは暗証番号を一時的に変えること。

荷物を盗まれることから始まった今回の旅行、目の前でガラスの破片が降ってきたり、肺炎になったり、最後はスキミング。
ありえね~ 心の底から叫びたかった・・・
あと、何があるんだ・・・・今年は・・・

コメント

タイトルとURLをコピーしました