クレジットカードを使って買い物をするときは、決済(銀行口座の引き落とし)までに1ヶ月から2ヵ月の余裕があるので、サラリーマンであれば、5月や10月に買い物をするときは、ボーナスが入るのを見込んで高額商品を買うということができる。
例えば、私が俗に言う陸マイル(フライトマイル以外の加算マイル)を溜めているクレジットカードのうち、デルタ・スカイマイル・シティ・クラッシックVISAカードは、当月15日までの利用分が翌月の10日に請求(カード決済)され、Unitedマイレージプラス・セゾンカードは、当月末までの利用分が翌々月の4日に請求される(支払いサイクル)ことになっている。
いずれにしろ、締め日の直後に使用した分については、資金繰りに概ね2ヶ月程度の猶予を得ることができる。
ちなみに、海外旅行や通販などで使用した場合は、請求額の邦貨換算は、使用した日でなく、各国の国際提携組織からクレジット会社へ請求される日にされることになっているので、一種の外貨の先物売り的な使い方をするシステムになっている。
要するに、1米ドルが100円のときに米国で買い物をしたとして、それをクレジットカード払いにしたとすると、為替レートの差を考慮しなければ、現地の会社がクレジットカード会社に請求をした日のレートが円高に振れていれば、現金決済をした場合に比べて顧客が得をし、円安に振れると顧客は損をするという寸法だ。
ところが、こうしたクレジットカードの決済もネットワーク化が進むにつれ、早ければ使ったその日のうちにクレジットカード会社への請求がされるようになり、かつてのようにカード決済日に円安にならないことを祈る必要がなくなってきたようだ。
最近では海外旅行で使うホテルや航空会社のチケットもインターネットを使って取ることが多くなってきたが、その請求のスパンが短くなってきたように感じていたのは気のせいではなかったようだ。
そして、先日のデサル(マレーシア)で泊まったPulai Desaru Resort、ここで昼食を取ったときに現地通貨の持ち合わせがなかったので、カードで払ったとき、印字されたRM AMOUNT 48.00とJPY AMOUNT 1,344、CURRENCY RATE 28.00162 RM, JPY(RMはマレーシア・リンギット、JPYは日本円の略)を見た私は即日に請求(邦貨換算)がされるのか、と驚いたものだった。
何しろ、海外現地使用分は通常でも決済(銀行口座の引き落とし)まで2ヶ月か3ヶ月かかるというのが私の見込みだったからだ。
どうやらアジア先進国圏のコンピューターネットワークは想像以上の早さで進んでいるようだ。
コメント
邦貨換算が即日になると喜ぶのは早いと思います。
海外でのクレジット払いは、現地の通貨で払う場合と自国の通貨で払う場合と2種対が選べるようです。これは、店側で選べます。現地の通貨払いであれば、後日、その日のVASAレートなどで請求されますが、自国通貨建ての支払の場合、その日のレートに2円ほど高くなって請求されます。
つまり、自国通貨建ての支払の方が多くお金を払わなくてはならなくなり、損するという事です。
私も初め、レシートを見た時は、日本円が出るようになってすごいなと思ったのですが、クレジットカードの請求書を見て、他の店で支払ったレートより悪い事が分かりがっかりしました。
支払の時には注意しましょう。
SHOW さん 返事が遅れてすいません。
コメントありがとうございます。
おっしゃる通りのことをほかの方からも言われました。