それゆけ個人旅同好会のメンバーによる忘年会が1日の金曜日に行なわれた。
場所は日暮里にあるイラン・トルコ料理屋「ザクロ」、私の通勤圏とは全く逆にあるこの店はまさに異次元の世界だった。
ビルの2階(地下1階から移転)にある部屋に入ると、一面に絨毯が敷き詰められており、そこがレストランだと言われないと自分が間違ったかのような錯覚を覚える。
それでも思い切り友達モードなウエイトレスのお姉さんに案内されて行くと、そこには知った顔が何名かいる。
どうやら間違いではなかったらしいと一安心。
しばらくして、コース料理が出始めると、イラン人店長アリさんのテンションはハイレベルに・・・
日本というか世界的に見ても考えられない接客術の数々・・・
男性客へは暴言(!?)、女性客へはセクハラ(!?)・・・
ベリーダンスショーが始まるとダンス強要(!?)にコスプレ強要(!?)・・・
ここまで寛ぐことを許されない(!?)レストランもなかろう。
それでも店に客足が絶えないのは世界の七不思議か?日本人はマゾなのか?
何となく、頑固オヤジの店、鉄人の店などで、「そんな食べ方をするんじゃない!」とか叱られながら食べるのに似てるような気がしないでもない。
そういえば、ジャンジャン横丁の「きくや」という串カツ屋もそんな感じの店だったような・・・
アリさんの口癖は「頑張って~」
何を頑張るのかというと、たくさん出てくる料理を平らげられるように必死に食べろ、ということらしい。
万国共通の接客術では「お待たせしました」というシチュエーションなのだが、ここでは客が「頑張れ」と言われるのだ。
まあ、確かに量は多いし味もそこそこ満足いくレベル・・・
最後は、思い切り友達モードなウエイトレスのお姉さんが食後の飲み物の注文を取ってくれる。
誰かが「アイラン(ヨーグルトドリンク)」という名前も聞いたことのない飲み物を頼むと、彼女曰く「それ不味いんですよ」
「不味いんだったら置くなよ」とも言いたくなるが、不味いと言われると余計に飲みたくなったのか、彼は意を決して頼んでいる。
でも廻し飲みしたその飲み物は「本当に」不味かった!
そんな異次元空間の店だが、私たちの仲間でも何人かはここが初めてではなかったらしい。
今の時代、こういう店が受けるのだろうか。
それとも私たちの感覚が世間一般の常識からずれているのだろうか。
まあ、今年の忘年会第一号としては非常に印象深いものであった。
来週はいよいよ香港オフ・・・こちらはオーソドックスなものになるのかな?
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