ミャンマーに見習ってみれば?

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驚く外国人男性

北朝鮮の核実験のニュースが国際面を賑わせている今日この頃であるが、私はあえてミャンマーのニュースをコラムにしたい。

実は、このことは7月30日の「原油高で家計直撃!?」で紹介してもよかったのだが、そのときは投資がらみのネタだったので今日紹介することにする。

この記事は、今でこそ下落傾向にある原油が、7月末時点では1バレルがUS$100行くかとか話題に上っていた時期、経済的には決して恵まれていないミャンマーが脱石油を目指してバイオ燃料の利用を推し進めようという計画を立てていたというものだ。

本来であれば、エネルギーのほとんどを輸入に頼り、京都議定書が採択された「気候変動枠組条約第3回締結国会議(COP3)」の議長国である日本がそういうことを率先して行なわなければならないはずだ。

先進工業国の日本がミャンマーと同じレベルのエネルギーで経済や国民生活が回るはずもないことは重々承知している。
しかし、かつての日本は二度の石油危機のときに「節電、省エネ」を皆で心がけ実践したものだ。

それが今では石油が高いと言いながら、コンビニやスーパーは何の変わりもなく深夜営業を続け、オフィスや都心部の電車内のエアコンは寒いくらいの温度、そこまでしないといけないのだろうか。

日本語版の記事にはないが、ミャンマー石油ガス公社の主任研究員の言う「水力発電所や肥料工場のようなインフラ整備のために(原油の)需要は増えており、我々は日量5万バレルを必要としているが、それを節約しなければならない。(Demand is increasing because of infrastructure projects, such as hydro and fertiliser plants, so really we need 50,000 barrels per day but we have to be thrifty.)」というのは私たち日本人にも当てはまることなのだ。

便利さを追い求めてここまできた日本。
そろそろ24時間オープン、1分、2分の正確さを追い求める生活を見直すときではなかろうか。

試しに昔のようにコンビニを夜の11時で閉店し、スーパーやデパートを正月三が日だけ一斉休業にしてみればいい。
おそらく、そういった過剰なサービスのほとんどは不要のものであることに気づくだろう。
そして、それだけでも相当なエネルギーの節約になるはずだ。

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