私の旅行記の索引には年代別のもの(1999年以前 2000年以降)と地域毎(アジア ヨーロッパ オセアニア&太平洋諸国 中近東/イスラム諸国)があるが、地域毎の方はトップページが世界地図に地域のリンクが貼ってあるだけなので、地理が苦手な人にとっては使いづらいという気がしないでもない。
ただ、私が今のスタイルにしているのは、旅行記を読もうという人なら、それなりに好奇心があるのではないかという淡い期待があったからで、アクセス解析を見る限り、それは粉々に打ち砕かれてしまったようだ。
つまり、訪問者がウェブに求めるものは、そのものずばりの国名・地域名からの検索であって、このような回りくどいやり方を好まないということらしい。
この点については需要が著しく少ないので改善するつもりではいるが、私がネットサーフィンをしていてもちょっとな?と思っている点をいくつかあげたい。
南半球にある島、特にフィジーやニューカレドニアなどだが、これからの季節は秋から冬に向かうのに敢えて「マリンレジャー」を目的に行こうとする人が掲示板に投稿しているが、特に思い入れがあるならともかく、なぜそこを選ぶのだろうか?
しかも、投稿内容からすると、無理して涼しい中を泳ぎたいような雰囲気を感じるのだが、少なくとも自分の行きたい国がどこにあるのか、気候はどうなのかを調べてから旅行会社に予約しないのだろうか?
私は自分が行きたい国・地域の気候というものを最優先でチェックするのだが、そういうことをする人は珍しいのだろうか?
というのは、雨季と乾季が明瞭に分かれている地域に、敢えて雨季に行くときは雨が降ったときに何をするか、できるかは重要なチェックポイントだし、台風(ハリケーン)で交通が遮断されるような事態になりそうな時に行くのは論外だからだ。
それに持っていく荷物の量にも影響するだろう。
少ない休暇を無為に過ごしたくないというのは、長期旅行者を除けば共通の思いだろうが、その基礎となるのは現地の気候だろうと思うがいかがだろうか。
10年以上前になるが、私の知人夫妻が8月にプーケットに行って、滞在期間中ほとんど雨で何もできなかった、とぼやいていたが、これなどツアーの予約前に気候をチェックすれば避けられたことなのだ。
これからゴールデンウイーク、そして夏休みと、日本人の国外脱出組が多くなる季節であるが、地理を把握しているだけで、旅行のプランニングも違ってくることは間違いないのだ。
事実、メディアの「新潟で震災があった、プーケットが津波で大被害にあった」という情報だけで、短絡的に新潟県やプーケットを避ける傾向があるが、同じ地域でも全く被害にあってないところや、むしろ風評被害の方が大きいところもあるのだ。
そういうとき、きっちりと情報を把握すれば、人より安くサービスもいい状況で旅行を楽しむことができるのだ。
また、観光で経済が持っている地域にとっては、こうして旅行者が行く方が義捐金を出すより喜ばれるかもしれないのだから。
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