日刊スポーツは、国営イラン通信が伝えたとして、イラクのフセイン政権のムハンマド・サイード・アル・サハフ情報相が8日に首吊り自殺していたと報じた。(但し、これは誤報である可能性も大きく、英語サイトやほかの新聞では報じられていない。)
夕刊フジが言うような米国防関係者曰く、「彼は大物ではないので、我々の暗殺対象ではない。圧政に泣いた市民から査問され、市中引き回しの刑で殺されるのが怖くて逃げたのでは?」ということであれば、独裁政権崩壊期における数々の歴史が彼の頭の中をよぎったのだろう。
米軍に追われ、反体制市民にリンチを加えられる恐怖を思えば自殺に走っても不思議ではない。
皮肉にも、彼には追っかけサイトとも思えるファンサイトまで敵国(イラクからすれば)にできている。
TVショーではそっくりさんが観客の笑いを取っているという。
米国人は自分たちが戦争をしかけた相手の閣僚までもコメディの対象としている。
度量があるのか?
まあ、自国の大統領も似たようなものだから、戦争が終われば2人を引き合いに出して別の笑いを取ろうとする意図があったとしても私は驚かない。
しかし、当のサハフ情報相はそんなことを知ることもなく死んでしまったようだ。
また、現地のイラク人はフセイン支持派かどうかを問わず、生存の危機に脅かされている。
首都の治安も米軍が守る石油省のビル以外は無政府状態のようだ。 (朝日新聞-イラクの警察によるパトロール復活/バグダッド)
イラク国立博物館でさえメチャメチャになった一方で、石油利権だけはしっかりと守る。(毎日Interactive-国立博物館・文化財略奪「米兵、見てるだけ」)
ブッシュ政権の本音がここにも見え隠れしているようだ。
日本の大臣もサハフ情報相を真似れば世界に注目される?
サハフ情報相は根拠なき強気な発言がイラク最大の楽天家と言われた所以だ。
そう、彼は存在自体が冗談みたいだとも言われたが、ファンサイトまでできる始末だ。
さらに、彼の発言集は、世界の偉人たちと同レベルのサイトに編集さえされている。
日本の大臣はこのところ何を発言しても世界から相手にされてないみたいなので、いっそのこともっと強気に過激になればいいのだ。
「笑いが不況を吹き飛ばす」とあるように、いい意味の笑いものになるような大臣が日本にも必要なのかもしれない。
でもサハフ情報相は英語が話せるが日本の大臣はダメ!どっちにしてもダメかこりゃ!
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