飛行機に水は持ち込めないがサルは持ち込めるのか

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驚く外国人男性

2006年8月10日、機内で液状の爆薬を混ぜ合わせ、それを携帯電話等の電気機器で着火するという方法で、イギリスからアメリカへ向かう10機の旅客機の爆破計画を実行に移そうとしていた24人のテロリストグループが、イギリス当局に職務質問を受けた後に逮捕された。(2006年8月14日「イギリスの旅客機爆破テロ計画摘発」)

これを受けて米国土安全保障省は同日、あらゆる液体の機内持ち込みを禁止するなどの安全指針を発表し、このルールは、世界中を飛ぶフライトに適用され、今では出国審査前に購入したミネラルウォ-ターなどのペットボトルを始め、土産物の酒類も機内手荷物としては持ち込めなくなった。(EU各国は2013年4月までに新たな爆発物検知器の導入とともにこの措置を撤廃するとしている BBC – EU to ease airport liquids rule in security revamp BusinessWeek – Europe to Lift Airplane Liquids Ban in 2013 機内への液体持ち込み規制廃止へ=EU、2013年までに

ところが、20日付のCNNニュースにはペルーからサルをメキシコへ持ち込もうとした男性が逮捕されたという記事が掲載された。
逮捕されたのはペルーでなくてメキシコ、ここで彼はどうやって機内に18匹ものサルを持ち込めたのかという疑問が出てくる。

記事によれば、衣服の下ということだが、ティティというものがどれほど小さくても生き物なのだ。
機内で暴れたり、服の下から逃げ出したりしなかったのだろうか。

それに、犯人のカブレラ(Roberto Sol Cabrera Zavaleta)という男がどんなにスリムか知らないが、サルを18匹も衣服の下に隠し持っていて、ペルーのセキュリティ・チェックの担当官はおかしいとは思わなかったのか。

それとも今時、服の下に隠し持つなどという方法で麻薬などの密輸をする間抜けはいないだろうと高を括ったのだろうか。
いずれにせよ、英米がカリカリしているのを尻目に南米諸国はユルユルだと言うこともできようか。

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シャツの下にサル18匹 メキシコの空港で男性拘束 (2010.7.20 CNN Japan)

(CNN) メキシコの治安当局によると、首都メキシコ市の空港でこのほど、衣服の下に小型のサル「ティティ」18匹を隠し持っていた男性(38)が拘束された。
当局によると、男性はペルーの首都リマからの便で到着した。シャツの膨らみに気付いた捜査員に何を持ち運んでいるのかと質問され、「明らかにあわてた様子」をみせたという。

警察によると、ティティは飼育に許可が必要な希少動物。18匹のうち2匹はベルトの下で死んでいた。男性は当局の事情聴取に対し、30ドルで購入した「ペット」だと説明。最初はスーツケースの中に入れたが、空港のX線検査による害を心配し、衣服の中に隠すことにしたと供述した。
警察が公表した画像は、段ボール箱の中でひしめき合うティティの姿を伝えている。

英文記事:Mexican police arrest man hiding 18 monkeys under clothes at airport

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