懲りないヨーロッパ人、少しはイスラムの文化を尊重したら?

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ドバイ

今回のドバイ発のCNNのニュースリリースを見て思った。
ヨーロッパ人は懲りねえな!と・・・

確かにドバイはイスラム圏の中では戒律が緩い国だと思う。
その緩さはマレーシアやインドネシア並みではないかと思える。

ヨーロッパから来ている女性観光客曰く、夏のドバイでGパンやロングスカートを着て観光していられるか、バカンスと言えばビキニを着てビーチで寝ることだ、という気持ちはわからないでもない。

しかし、それも場所によりけりだし、ドバイではいくらなんでもやり過ぎだろう、と思う。
彼女たちは言うだろう。
トップレスやビキニがダメだと言うから下着になったのだと・・・

しかし、ドバイはイタリアのリビエラ海岸ではないのだ。
そう、彼女たちの栄光ある先輩方(!?)は今から20年前、リビエラ海岸諸都市の市長が出した「ビキニ姿で海岸以外のところを歩くことを禁ず」「魅力ある女性以外のビキニは禁止」というお触れに対して、トップレスで町中を歩き、警官に注意されると、「ビキニはダメだというから、こうして歩いているのにどこがいけないの」と食ってかかったという。(1993年7月21日 毎日新聞 夏のリビエラ・ビキニ騒動

たぶん、こうしたDNAはドバイで下着姿で海水浴をした彼女たちにも受け継がれていることだろう。
これらのご機嫌な光景にアラブ男性も負けていない。

正装でビーチにやってきて、それだけでも怪しさ満点なのに、ビキニ美女に携帯カメラを向けては警察のお世話にもなるだろう。

一方の地元のアラブ女性は顔をしかめて宗教警察顔負けのご発言、アラブ世界ではごもっともなことでも、ドバイでイランやサウジアラビアのような戒律を求めたらヨーロッパ人観光客は相当激減するだろう。

その結果、ドバイでは観光収入目当てに外国人観光客に寛容な政府と、イスラムの戒律を尊重せよという人たちの間で、4年前と同じようなことの繰り返しとなるわけだ。

いずれにせよ、ヨーロッパ人たちが少しはイスラムの文化を尊重すればいいと思うのだが、変なことからドバイがイスラム原理主義者の勢力下にならないことだけは祈りたい。

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海水浴で適切な水着着用を警告、下着姿や「見物」多発で ドバイ (2012.5.26 CNN Japan)

(CNN) 中東のアラブ首長国連邦(UAE)のドバイの警察は26日までに、夏を控え、住民に対し「適切」な水着を着用して海水浴を楽しむよう警告した。
人出が多い海岸で下着姿で海に入るなどの行儀の悪い行動が原因で警察のとがめを受けた例が今年これまで数千件に達したことを受けた注意となっている。

地元紙ナショナルによると、今年の最初の5カ月間で警察への出頭などが求められた海水浴客は3000人以上。
ドバイ首長国では、UAEを構成するより保守的な首長国と異なり、ビキニや露出部分の多い水着は大多数の海岸で禁じられていない。
しかし、下着での水泳や適切でない水着の使用は違法行為となっている。

UAEはイスラム教国。
ナショナル紙によると、今年摘発された海岸での違法行為では、259人は下着で海に入ったため処罰された。
また、2800人が他の海水浴客を眺める目的で正装といったフルドレスで海岸を訪れるなど、「着過ぎ」で処分を受けた。

ドバイの港湾警察の幹部はUAEの地元紙セブンデイズに対し、男性の114人が海岸で携帯を使って女性の撮影を行ったため摘発され、119人が海水浴客に迷惑行為を働いて処分を受けたことを明らかにした。

最初の違反行為には警告で対応するが、繰り返して犯した場合、刑事罰則を適用し性的な迷惑行為で起訴するとしている。
UAEでは先週、地元の女性2人がショッピングセンターで買い物する外国人住民に対し控え目な服装の着用を促すキャンペーンをインターネットで開始していた。

英文記事:Dubai police bust thousands of beachgoers for ‘bad behavior

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ドバイ観光で短パンはダメ? 「現地の文化尊重を」と地元女性 (2012.5.25 CNN Japan)

アブダビ(CNN) イスラム教国のアラブ首長国連邦(UAE)で、短パンやノースリーブなど肌を露出する服装で訪れる外国人観光客に対して服装規定を強要すべきかどうかをめぐる論議が持ち上がっている。

きっかけは、ドバイのショッピングモールに出かけた地元女性のアスマ・ムハイリさん(23)が、短い短パンをはいた若い女性を見かけてショックを受けたことだった。
周囲の人たちは見て見ぬふりをしていたため、ムハイリさんは警備員を見つけて警察を呼ぶと訴えたという。

日頃から若い世代の服装に対する意識の変化が気になっていたというムハイリさんは、短文投稿サイトのツイッターに「私たちの規範に反してみだらな服装をした人たちを、一体いつまで見続けなければならないの?」と書き込んだ。

このツイートがきっかけとなって、同国を訪れる外国人がどの程度現地の風習に従うべきか、どのような服装なら受け入れられるかをめぐる論議に発展。

新聞や有名人も巻き込んで、国やショッピングセンターは観光客らに対して服装規定をもっと強く打ち出すべきだと求める声が強まった。

UAEは人口の80%強を外国人が占め、外国人労働者が経済を支えている。
外国人に対しては基本的に寛容だが、政府は外国からの訪問者に対し、地元の文化を尊重して公共の場では「過度に肌を露出する」服装を慎んでほしいと呼びかけている。

地元の女性はほとんどが長いローブで全身を覆っている。
ムハイリさんは、観光客に注意を促すパンフレットを配り、服装規定を守らない人にはモールへの立ち入りを禁止したり、罰金を科したりすべきだと主張、「地元の人たちが気分を害していることを知って欲しい」と訴える。

ドバイに住む外国人からも対策の強化に賛同する声は多い。
英国は以前から、UAEを訪れる観光客に対して現地にふさわしい服装をするよう呼び掛けており、ジェレミー駐UAE英国大使は「駐在員や観光客が滞在先の国の社会常識を理解することは極めて重要」との認識を示している。

英文記事:Are these shorts too short? Foreigners told to cover up in UAE

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ビーチでトップレスの外国人ら79人を拘束 ドバイ (2008.7.15 CNN Japan)

ドバイ(AP) アラブ首長国連邦ドバイの警察は14日までに、ビーチでトップレスになるなどの「いかがわしい行為」をしたとして外国人観光客ら79人の身柄を拘束した。
アラブ首長国連邦は伝統的なイスラム教国だが、投資ブームに沸くドバイは欧州やアジアから来た住民が多数を占め、国外からの観光客も増加。

イスラム教文化に反するような振る舞いに眉をひそめる地元住民も多い。
ドバイの警察は7月上旬、ビーチで性行為をしていたとして、英国人の男女の身柄を拘束。

以後、トップレスやヌードなど「ビーチを楽しむ家族連れの平穏を乱す」行為で79人の身柄を拘束した。
「初犯」の場合は警告だけで済まされるが、2回目以降は犯罪として立件される可能性もあるという。

ビーチでは覆面警官がパトロールし、新設の監視塔では警官が見張りに立ってマナー違反に目を光らせる。
市はアラビア語、英語など数カ国語の看板を設置し、トップレスで日光浴したり公衆の面前で着替えたりしないよう注意を促している。

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コメント

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